不動産業界の注目企業インタビュー
株式会社ネクストライフ　
代表取締役　青木様、笹川様

出戻りが増えたことが、自信につながりました

──貴社にはチームワークをものすごく感じるのですが、何かエピソードはありますか。

青木氏:自分が35歳で、２番手の笹川が34歳。部長クラスも同年代で、何か決める時には全員で徹底的に話し合うようにしています。昨日も８時間、会議室で缶詰でした。

田口:８時間もですか？

青木氏:長い会議は無駄と思う方もいるかもしれませんが、ワンマン経営ではうまくいかないと思いますし、全員が意見を出して、結論に腹落ちした状態で進めないと、いい結果に結びつかないので話し合うことを重視しています。

──創業当初はワンマン経営だったという青木様。また、過去には退職者が続出した時期もあったとか。

青木氏:今は退職した元社員達の出戻りが増えています。『他の会社で働いてみてネクストライフのよさがわかった。また働きたい』と、現メンバーに連絡が入るのです。 同業に転職した者、異業種に転職した者、夢を追う為に退職した者と、辞めた理由は様々ですが、また戻りたいと思ってもらえたことは素直に嬉しいですし、自信につながりました。
　また彼らが退職した時期と比べて、いい意味で社内ルールも変更しているので、「戻ってきたら、更に働き甲斐のある会社になっていた」と感じてくれていると嬉しいですね！

週休２日。男性の育休も取れるようにしていきたいです

──福利厚生などで工夫しているポイントなどはありますでしょうか。

青木氏:一時、退職者が続出した時期があった理由は『残業に疲れた』『もっと休みが欲しい』という意見が多かったです。それを真摯に受け止めて、１つ１つ改善してきました。今は不動産会社には珍しく週休２日ですし、残業は・・・もう少し減らしたいところですが、まだ徹底できていないですね。いずれは全員が有給全消化する組織にしたいと考えています。

笹川氏:育休に関しては男性も積極的に取得できるようにいていきたいと考えています。実は以前、入社後にシングルファザーになった社員がいまして、会社としてはずっと働いて欲しかった人材なのですが、業務時間や休みの問題で退職することになってしまったんです。今後は女性だけでなく、男性も積極的に育児に関わり、仕事もこなす！そんな社員で構成された会社にしていきたいと考えています。

給与は、ほぼ固定給

──給与・待遇面について教えていただいてもよろしいでしょうか

青木氏:査定は年４回で、私が全社員と毎回面談しています。時間がかかりますが、じっくり面談することで、社員が何を考えているかわかるので、これからも大切にしていきたいです。

笹川氏:営業マンは歩合給もありますが、固定給の割合が多いです。評価内容は売上50％、その他の目標50％です。その他の目標というのは、たとえば付帯商品だったり、オーナー訪問だったりです。

──たとえば未経験者が入社して、最短どれくらいで店長になれるのでしょうか？

青木氏:早くて２年くらいでしょうか。まず売上金額の目標を達成していくことが目標で、売上が安定してきたら店長候補になるわけですが、トップセールスマンになることと、マネジメントができることは別物ですので、焦って店長にせず、じっくり教えていくようにしています。

会社のルールを受け入れるキャパのある人

──どのような人材を貴社では求めていますか

青木氏:弊社は責任者全員で決めた社内ルールを徹底することを重視しています。ですから、あまりにも我流で、ルールを受け入れられない人は難しいですね。逆に未経験でスポンジのように何でも吸収できる人間は大歓迎です。

笹川氏:例えば、前職が職人で、いわゆるスーツを着て仕事をしたことがなく、PCも苦手だった社員もおり、彼らの育て方のノウハウもたまりました。ビジネス未経験者もダイヤの原石だと思って教育していますので、ご安心ください。