トラスティーパートナーズ 中尾様 |注目企業インタビュー

不動産業界の注目企業インタビュー
トラスティーパートナーズ株式会社 
取締役 中尾 友哉様

「社員は家族」トラスティーパートナーズ株式会社

投資用不動産販売、PRマーケティング事業などシナジー効果を生み出す多様な事業展開をするトラスティーパートナーズ株式会社。『人を大切にしよう』というモットーや営業手法・社内の雰囲気について取締役の中尾さまにお話を伺ってきました。

(取材日:2017年6月21日、インタビュアー:田中 美菜子)

他事業によるシナジー効果

──貴社の強みをおしえてください

中尾氏:当社は社内にPRやマーケティング関連の部署があるので、そのツールやノウハウを集客に活用しております。そのため、同業他社に比べて新規開拓の割合が少なく、全体の案件の2/3は紹介やマーケティングによる反響です。マーケティングはリスティング広告や携帯会社のDMなどかなり力を入れています。

──不動産投資業界というと、電話営業による新規開拓のイメージが強いですが、珍しいですね

中尾氏:そうですね、将来的には残りの1/3もマーケティングによって獲得し、完全反響営業の体制を目指しています。他にも当社は『人を大切にしよう』ということを一番重きにおいているので、顧客のためにならないしつこい追客や無理なプッシュ営業をしない点も特徴的だと思います。そのため、営業担当の顧客との関係づくりが上手にでき、顧客の満足度が高くご紹介やリピートを頂くことが多いです。
 結局のところ、収益用ワンルーム業界において商品の差はというのはあまりないと私は見ています。そのため、ご購入頂くには商品だけではなく、営業力や人間力など『人』の差が必要とされます。

社員は家族

──『人を大切にしよう』というモットーにはどんな背景があるのでしょうか

中尾氏:代表も私も元々同業他社出身ですが、当社を立ち上げた際のモットーとして『人を大切にしよう』ということを掲げました。前職では『お客さま』は大切にしてきましたが、『社員』を大切にするという認識はあまりありませんでした。そのため、社員同士の関係性が弱く、居辛さを感じることもありました。それでは社員はついてきませんし、いずれは社会に淘汰される会社になってしまうでしょう。
 その経験があり、設立時には『人を大切に』して、『ご縁で成り立つような会社にしたい』という思いがありました。信頼できる会社の仲間、パートナーをどれだけつくることができるか。また、顧客にとってのベストパートナーとなり、多くの信頼関係を築いていこうという思いから、トラスティパートナーズと複数系の社名に致しました。
 結局のところ、収益用ワンルーム業界において商品の差はというのはあまりないと私は見ています。そのため、ご購入頂くには商品だけではなく、営業力や人間力など『人』の差が必要とされます。

──社員の方はどんな方が多いのでしょうか

中尾氏:前職は芸人や飲食店の店員、美容部員など多種多様です。『社員は家族』と当社ではよく言うのですが、家族みたいに和気藹々とした雰囲気です。休日に一緒に遊んでいる社員も多いようです。働くときは働く、遊ぶときは遊ぶというメリハリがついた社風です。

──いろんなご経歴の方がいらっしゃるのですね…共通項はありますでしょうか

中尾氏:向上心のある者が多いです。『稼ぎたい』『人として成長したい』など…全員が自分自身の目標を持って上を目指しています。

姿勢や過程も評価

──投資不動産業界は離職率が高いと言われていますが、いかがでしょうか

中尾氏:新卒は2016年に9名採用して、今8名活躍しています。中途採用で入社した社員も離職することはほぼありません。

──全業界の新卒入社の社員の3年以内の離職率が30%以上といわれる中、良い定着率ですね。何か社内環境への工夫があるんでしょうか

中尾氏:この業界において、契約が少ない、アポイントが取れないが故に詰めるというのはよく聞く話ですが、弊社ではそういった面での叱責はありません。もちろん、顧客に迷惑をかけてしまった場合には注意しますが、契約が取れていないのならスキルを補うためにどう努力するのかなど結果だけではなくて姿勢や過程も見るように取り組んでいます。

明確な実力主義の人事制度

──営業手法について教えてください

中尾氏:営業は個人とチームの双方で目標を持っています。そのため、チーム内で協力しあい教えあいながら成長しています。
チームのマネージャーは業界歴3、4年目の者が多く、一番年長の者が業界経験10年超の34歳の者です。最年少は26歳です。人事制度が完全成果に見合った実力主義をとっているため、若手でも実績を出して活躍できる環境です。

──実力主義ですか。人事制度について教えてください

中尾氏:営業は固定給とインセンティブです。固定給は契約件数やお客さまの対応、知識などを確認しながら随時上がるようにしています。事務職に関しても、インセンティブがない代わりに頑張りを賞与で反映するようにしています。
 四半期ごとに昇降格があります。課長までは定量的な評価で、契約本数に応じて昇格していきます。平社員から契約を3本獲得したら副主任、さらに単独で3本獲得したら主任といった具合ですね。上に立つ者は人格者であるべきという考えが経営陣にはあるので、次長部長クラスからは定性的な評価が含まれた昇格基準となります。

上場を目指して

──最後に一言お願いします

中尾氏:株式上場を目指しています。しかし、急激に人員を増大するつもりはありません。管理が行き届かなくなると考えているです。現在、約50名ですが、最大でも100名くらいの規模を想定しています。
 『社員は家族』ということを前面に謳っている会社なので、月に1回は社員全員で飲み会を開催しています。人数が増えれば増えるほど、集まり辛くなり、密なコミュニケーションがとれなくなってしまうでしょう。拡大しても『人を大切にしよう』という点は大事にしていきたいと考えているので、無理な増員をする必要はありません。

──今後の展開について教えてください

中尾氏:今回募集しているマネージャー職での入社は飛び級のようなものです。新しい会社なので上のポジションはまだまだ空いています。役職を狙いたい方や昇進したい方は是非『家族のような』当社に来ていただければと思います。

企業プロフィール

トラスティーパートナーズ株式会社

トラスティーパートナーズ株式会社企業HP

設立2013年。『人を大切にしよう』をモットーに投資用不動産販売やPRマーケティング、NHK受信契約推進、パートナーセールスなど様々な不動産サービスを提供するベンチャー企業。