こんにちは、不動産キャリア事務局です。
不動産業界で働く人のリアルを追いかける「不動産業界ウラ話」コーナー。
今回は、実際にオフィス・テナント仲介の分野で働いた経験のあるAさんにインタビュー。
「不動産業界で働いていたときに、大変だと思ったことや感じたやりがいはなんですか?」というお話を聞きました。
目次
不動産業界のウラ話!
不動産の仕事は大変だと言うけれど、どんなことが大変なのだろう?
オフィス・テナント仲介の仕事ってどんな風だろう?
気になる方、必見です。
Aさん・男性
オフィス・テナント仲介の企業に勤務
企業規模は50人程度、当時の最終年収は400万ほど。
不動産業界で働いていて大変だったことを教えて下さい
私がこれまで不動産業界で働いて大変だと感じたのはテナント仲介という仕事をやっていたのですが、思った以上にトラブルが多かったり、お客様の要望に応えるのがかなり難しいと感じる事が多かったということです。
テナント仲介という仕事はテナントを貸す側のオーナー様と折衝を重ねる必要があります。
例えば、ずっと空いたままのテナントを持っているオーナー様がいるとします。
中には借り手がなかなか見つからない事にかなり不満を持たれるオーナー様もいて、どうしたらスムーズに借り手が見つかるかという事を相談されることがあります。
オーナー様としては収益のために賃料を下げたくないと思うことは自然なことです。
そのため、賃料の値下げを最低限に抑えた上で借り手を見つける方法を探す必要があるのですが、これが思った以上に大変でした。
交渉が難しいということでしょうか?
中には市場の変化によって周辺のテナントの賃料と差が開き、もう思い切った賃料の値下げをしないと借り手が見つからないようなものもあります。
その時、オーナーに納得してもらえるように説得しなければいけません。
慎重に言葉を選ぶこと、市場調査もしっかりと行い周辺の状況を伝えることなどに注力しましたが、とても大変なことでした。
ただ、その調査やオーナー様との折衝仕事も、かなりやりがいを感じたというのも確かなことでした。
どういったときに不動産の仕事にやりがいを感じましたか?
しっかりお客様の事を考えて提案して、お客様から感謝された時でしょうか。
もちろん、そう多くあることではありませんが、お客様が満足できる提案ができた時は感謝の言葉をかけてもらえたので、そういう時は充実感もありますし仕事にやりがいを感じる瞬間でもありました。
また、なかなか借り手が見つからない物件をどうすれば良いか考えるときも、自分のアイディアがオーナー様に採用されて成果を出した時は本当に嬉しいものです。
なのでテナント仲介の仕事は苦労が多いと感じたのですが、やりがいもあるように思います。
特にオーナー様が望む形で貸し出すのは難しく、何度も折衝を重ねると正直どうすれば良いか迷うこともあるのですが、
それでも「こうするしかない」という熱意と共にしっかり説明すれば分かってもらえます。
この仕事でコミュニケーションのスキルや提案力は上がると思いますし、土地や物件の調査方法や収益の立て方について知識も深まります。
不動産の仕事は大変だけれど言葉にはできないほどのやりがいがある仕事だと、そんな風に思います。
折衝は想像していたよりも大変、しかし地道な活動が実を結ぶ職業
Aさんの勤務はオフィス・テナント仲介とのことで、市場調査やオーナー様への提案、またテナントに入居を希望する企業や事業主など様々な折衝が必要になるポジションでした。
そのため、下調べをする大変さや結果をきちんと相手に理解してもらう大変さなどを感じたとのことです。
しかしながらコミュニケーション能力や調査能力を培うことができ、お客様に満足してもらえる結果が出たときのやりがいは格別なものだとのこと。
コツコツと誠実に取り組むことができるタイプの人に向いている職種なのかもしれません。
まとめ
さて、いかがでしょうか。
不動産キャリアではこれからも実際に不動産業界で働く人のリアルを調査してみたいと思います。
気になる業界がある、転職の前にもう少し詳しく知りたい…そんなときは、ぜひ不動産専門のエージェントにご相談ください。