こんにちは、不動産キャリア事務局です。
不動産業界で働く人のリアルを追いかける「不動産業界ウラ話」コーナ。
今回は、売買仲介の企業に勤務していたBさんにインタビュー。
「不動産業界で働いていたときに、大変だと思ったことや感じたやりがいはなんですか?」というお話を聞きました。
目次
不動産業界のウラ話!
不動産の仕事は大変だと言うけれど、どんなことが大変なのだろう?
身につくこと、やりがいはなんだろう?
そして気になるお給料のお話も…
気になる方、必見です。
Bさん・男性
売買仲介の企業に勤務
企業規模は40人程度、当時の最終年収は800万ほど。
やっぱり大変!営業ノルマのある会社
不動産業界で働いていて大変だったことは、最初の頃になかなか売り上げ目標を達成できなかったことです。
売買仲介の分野で働いていたのですが、やはり家を買う人というのはとても慎重です。
何年ものローンを組むことになりますから、ポンポンと買ってくれることはまずありません。
営業はするものの、あまりお客さんにその気持ちが伝わるとすぐに逃げられてしまいます。
お客様との意思の疎通の大切さを痛感
たとえば、以前に契約が決まりそうなときがあったんです。
そのとき、購入予定の家の屋根に太陽光パネルを取り付けた場合の価格と、取り付けなかった場合の価格で少し差がありました。
きちんと説明したと思っていたのですが、認識の違いでお客様が太陽光パネルをつけない価格の見積もりで「太陽光パネルがついている」と思ってしまっていたんです。
順調に家を購入する前に気になる点の調査などを終え、もう契約が決まると思って上司にもほぼ大丈夫だろうと話していたら、契約前に最終金額を確認してもらったところで「話が違う」という理由であっさりとキャンセルされてしまいました。
今となっては、きちんと確認を重ねながら進めていかなかったミスだと反省しているのですが、当時は事務も動いていたので焦りましたし、
上司からも叱責されるし売り上げノルマも達成できないしで本当に落ち込みました。
契約がなかなか取れないのはストレスや焦りに繋がりますよね。
悪いことばかりではない仲介営業
一方、不動産業界で働いていてやりがいを感じることもあります。
それは、お客様に本当に満足してもらって家を購入してもらったときです。
一緒に土地から探したり、どんな家を建てたいかを一緒に考えて、自分が出した提案を納得してもらえ、そのうえで家を購入してもらって喜んでもらえたときにすごく充実感を感じることができます。
お給料の話も気になります!
さらに、営業成績によってお給料がかなり良くなるのも魅力です。
働いていたところは実力主義でしたから、若くても営業成績さえ上げればしっかり評価してくれました。
これは歩合制の会社なのか固定給の会社なのかによっても変わると思いますが、同世代の年収としてはかなりもらっていた方だと思います。
大学時代の友達や地元の友達と飲んだときに、ふとお給料の話になると羨ましがられることもありました。
また、異業種から転職してくる人も多くいましたし、色々な経験を持った人から学びながら自分もとても成長することができたと思います。
その他では、当たり前ですが不動産に対しての知識が非常に豊富になりました。
そのおかげで自分が家を購入するときに、どうすればよい家を建てられるかということもわかるようになったんです。
そして実際に自分で家を建てる時も役立って失敗せずに済みました。
不動産業界で働くということは、大変なこともあるけれどやりがいのあるいい職業だと思います。
歩合制か固定給か、働き方を選ぶ仲介営業
いかがでしょうか。
不動産にまつわる知識は一生モノということで、自分が家を購入するときに実務の経験が役立ったというのは面白いことですね。
生活に不可欠なものを扱う職業ですからお客様との意思疎通は何よりも大切なことです。
Bさんは、歩合率の高い売買仲介の会社で働いていたということで、お給料が同世代に比べて多く貰えていた代わりに売上目標の達成に苦労したとのこと。
この辺りは企業によって給与形態が異なりますので気になる場合は募集条件での確認や、面接時に確認をしておくと良いでしょう。
また、エージェントからの紹介の場合は懸念点をそのままお話いただければと思います。