転職Q&A

賃貸管理の志望動機のポイントを解説!【NG例付き】

こんにちは、不動産キャリア事務局です。

よく求職者の方々から下記の相談をいただきます。

「賃貸管理に転職したいので仕事内容を詳しく知りたいです」
「志望動機はどう伝えれば効果的でしょうか」

しっかりと仕事内容を理解したうえで志望動機を考えることで面接の通過率もグンとあがります。

なので今回は賃貸管理の仕事内容、求められる人材、志望動機例などを解説していきたいと思います。

転職をお考えの方はぜひ最後までお読みいただき参考にしてみてください!

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賃貸管理とは?仕事内容を理解しよう

そもそも賃貸管理とはどんな仕事内容なのかを理解するところから始めてみましょう。

簡単にいうと、賃貸物件の管理のお仕事です。

実際にその物件に住んでいる「入居者」と、その物件の持ち主の「オーナー」の双方に対しての業務が発生することが一般的です。

そのため、不動産業務としてイメージしがちな「営業活動メイン」とは求められる動き方が異なってきます。

別コラムで詳しく仕事内容を紹介しているので、合わせてお読みください。

賃貸管理(PM)はどんな仕事?業務のポイントを徹底解説!こんにちは、不動産キャリア事務局です。 一口に不動産業界といっても職種はその分野によってさまざま。 当コラムでは、不動産業界での...

賃貸管理で求められる人材・経験

賃貸管理は様々な方との接点が発生するポジションです。(オーナー、入居者、関連業者など)

且つ長期的なお付き合いがつきものとなります。

そのため、後述の各ポイントは必ず求められるので抑えておきましょう。

どの職種にも共通して求められる能力ではありますが、特に賃貸管理は「長期的な関係性」の中から利益が発生する業務なので、その点を理解しておくことが志望動機を考えるうえでも重要となります。

人材面

ポイント

・相手の意図を汲み取ってコミュニケーションが取れる
・長期的に良好な関係性を築くことができる
・クレーム対応やイレギュラー対応への適応能力がある
・課題を言語化し、解決の糸口をみつけることができる

経験面

ポイント

・社外の方への提案経験や折衝経験
・複数業務を同時に進めるタスク管理能力
・賃貸の基礎知識や不動産知識
・建物の周辺調査や市場リサーチなどの情報収集力

賃貸管理の志望動機作成のポイント4点

それではここからは、具体的に志望動機を作成するうえで必要なポイントを抑えていきましょう。

また、それぞれNG志望動機例も記載します。

実はけっこう皆さん言いがちな志望動機なのですが、「営業と違って楽そうだから」なんてイメージをしながら考えた志望動機は絶対にNGです。

実際に面接でお見送りになった理由として

  • 消去法で賃貸管理を選んでいる印象を持った
  • 賃貸管理のミッションを理解しきれていない

など厳しいお言葉をいただくケースも。

しっかりとイメージしながら志望動機を考えることをおすすめします。

なぜ賃貸管理なのか

NG例

・営業と違って残業が少なそうだから
・内勤メインのイメージがあるので働きやすそう
・営業をしたことがないので管理なら挑戦できると思った

企業によっては上記が当てはまる場合もあるので一概に「言ってはいけない」とは言い切れませんが、マイナス要素を取り払うために消去法で賃貸管理を選択した印象が強く残ってしまいます。

賃貸管理がどのようなやりがいを感じることができるのかを理解し、そのうえで「自分がやりがいを感じることができるポイント」と紐付けることで、プラスな印象の志望動機を考えることができます。

なぜこの企業を選んだのか

NG例

・好待遇な条件の募集だったから
・通勤距離が近いから
・上場企業だから安定してそう

上記は決して悪いわけではありませんが、最初にこの理由を述べてしまうと上辺だけで企業を選んだ印象が出てしまいます。

ホームページや求人情報で企業情報をきちんと調べてみましょう。

ポイントとして「経営理念」「求める人物像」「企業の事業の強みや特徴」を押さえて、その企業じゃないといけない理由を見出してください。

賃貸管理を経験してどう成長していきたいのか

NG例

・何も考えていない(思いつかない)
・安定的な就業を継続していきたい

賃貸管理=安定というイメージは、あながち間違いではありません。

なぜなら営業とは異なり「継続的な売上」が発生する保障の大きい事業内容だからです。

ただし継続的な売上を作り出している裏側には、毎日一生懸命に顧客対応をしている賃貸管理スタッフの方々が存在しています。

その一員になろうとしてるのであれば、会社の成長・安定性のために自分がどう貢献していくのかは考えておくべき項目になります。

自分が入社することで企業にどのようなメリットがあるのか

NG例

・企業に求めるばかりで、何も考えていない(思いつかない)

転職活動は、企業側と求職者側がwin-winな関係であることが理想です。

企業側に「賃貸管理に挑戦したい」「成長を通して収入アップを目指している」などの希望を一方的に伝えるだけですと、企業側はあなたを入社させるメリットを見出すことができません。

なので志望動機にはあなたの強みを一緒に伝えることが重要です。

「この強みを活かして御社へ貢献できる」とアピールすることで企業側から「弊社へ入社してほしい」と思ってもらえるようになるでしょう。

【ポジション別】志望動機のポイント

賃貸仲介から賃貸管理への転職

今後のキャリアやできる業務を増やしたいと思ったときに賃貸管理への転職を希望される方が多くいます。

同じ賃貸系の転職となりますが、このケースの場合「どうして仲介職から賃貸管理へ移行したいのか」を明確にできることがポイントとなります。

賃貸仲介営業として働く上で賃貸管理会社とのお付き合いは多く発生するため、その仕事に魅力を感じて転職したいと思う方も多いことでしょう。

また、昨今では賃貸仲介店舗においてもオーナーから物件を預かって管理をしたり専任契約を取り交わしたりすることも多くなりました。

そうした業務に携わっていた場合、もちろんアピールポイントの一つとなります。

賃貸管理と親和性のあるポジションで働いていた経験を活かし、どのような魅力を感じ、自分の経験を活かすことができるのかを盛り込みましょう。

別コラムでもまとめているので参考にしてみてください。

賃貸営業から転職するためのコツ!【失敗しない転職先の選び方】こんにちは、不動産キャリア事務局です。 今回は賃貸仲介営業をしている方々の転職先について解説します。 「転職を考えているけど...

賃貸管理から賃貸管理への転職

同業種である賃貸管理を志望する場合、即戦力が求められます。

これまでどんな仕事を担当してきたのか、また成果があったことや携わったプロジェクトがある場合は具体的な数字とともに説明ができると説得力が増します。

ただし、注意するポイントとしては「なぜ同じ職種で転職する必要があるのか?」というところ。

今の会社が嫌だから、という事をストレートに話してしまうと人事も不安を覚えます。

転職を希望する企業に対しどんな部分に魅力を感じ、これまでのどんな経験を活かすことができるのかをしっかりと書けるようにしてください。

未経験から賃貸管理への転職

不動産業界での就業経験のない、いわゆる「未経験」の方が賃貸管理を志望する場合、「賃貸管理に適した人物像であるかどうか」が選考ポイントになります。

「賃貸管理」とは前述の通り、様々な方とのコミュニケーションや折衝業務が発生するポジションです。

オーナーや企業の資産に携わるわけなので、誠実であることやスピード感が求められます。

その適正が見受けられるかどうかが合否に直結するので、未経験から賃貸管理に挑戦したい場合は過去経歴の棚卸や自身の性格上の強みを見出すことが重要になります。

まとめ

賃貸管理職の志望動機ついて、いかがだったでしょうか。

企業の情報収集をして「どの部分に共感したのか」「それはなぜなのか」「それを経験してどう成長していきたいのか」をストーリーとして組み立てられる具体性が必要です。

「転職理由はパッと伝えることができるが志望動機をはどう伝えれば良いのかわからない」という悩みは転職希望者にはありがちなお話です。

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この記事を書いた人
不動産キャリア事務局スタッフ
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