転職Q&A

賃貸営業から転職するためのコツ!【失敗しない転職先の選び方】

こんにちは。不動産キャリア事務局です。
今回は賃貸仲介営業をしている方々の転職先について解説します。

「転職を考えているけど、不動産業界はほかにどんな職種があるの?」
「賃貸仲介からのステップアップ転職ってどんな仕事?」
「年収アップか安定的な生活、どちらかを叶えたい」

求職者の方々からこのような質問を多々いただきます。
賃貸仲介営業は未経験からスタートした方が多いので、「実は不動産業界のことをあまり知らないんです」という方もちらほら。

本コラムでは「賃貸仲介の転職」の概要を分かりやすく解説します。
進路の参考に、最後までお読みください。

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賃貸仲介営業に聞いた『転職を考える理由』

不動産営業はお客様の人生の一部に携わる業務のため、大きなやりがいを感じるのと同時に、成約までの道のりが厳しいと感じる場面も多々あります。

そのような事象が重なると、転職を検討する方も多くなります。
ここでは賃貸仲介営業の方々からよく伺う代表的な転職理由をいくつか紹介します。

成果の割に稼ぎにくい

賃貸仲介営業は、売買系の営業と比較するとインセンティブの金額が少額になってしまいます。

法律で賃貸の仲介手数料の上限は「家賃の1ヶ月+消費税」と上限が決まっているため、そこまで大きな価格帯を扱わない賃貸仲介営業にとっては「数(成約)をどんどんこなしていって稼ぐしかない」という志向性になり、費用対効果の悪さを感じてしまうことも多いようです。

体力的にきつい

上記で述べた通り「数をこなして稼ぐ」という働き方になるため、日頃のアクションやフットワークの軽さが重要なポイントになります。

そうなると自ずと残業時間や休日返上の場面が多くなり、体力的にきつく感じてしまう方も多いです。

特に繁忙期(1月~3月)は「月の残業時間が80時間超えでした・・・」等というお話も。

「稼ぎたい!」という気持ちと裏腹に先に体力面が限界にきてしまう方も少なくありません。

将来性を考えて

「ずっと賃貸仲介を続けても店長職がキャリアの限界だと思う」
「不動産業界で長く働きたいので売買にステップアップしたい」
「個人客だけではなく法人客も相手にしたい」
「いまの働き方では生活面が犠牲になってしまうので安定性を優先したい」

上記のように、一言で将来性といってもポジティブ・ネガティブの両面の理由が挙がります。

賃貸仲介営業としてのキャリアを極めていく方もスペシャリストとして市場価値が高いことは間違いありません。

ただし志向性は人それぞれなので、自分にあった道を選ぶことが最大の分岐点となるでしょう。

賃貸仲介営業経験を活かした職種4選

ここからは具体的な転職先の職種について記載します。

「なぜ転職したいのか」を念頭に置き、自分にあった転職先を探してみてください。

売買仲介営業

■おすすめしたい方
「稼ぎたい」「キャリアアップしたい」という志向性の方

ポイント
  • 賃貸仲介からの売買仲介は王道のキャリアアップ!
  • 大きな額を扱うので営業スキルを伸ばすことができる
  • 1件あたりのインセンティブに期待できる
  • 売買仲介を経験すればその先の選択肢も広がる(仕入営業、買取再販など)

賃貸管理

■おすすめしたい方
「安定的に働きたい」「長期的な関係性の構築が得意」という志向性の方

ポイント
  • 賃貸仲介と賃貸管理は親和性のある職種なので経験が活かしやすい!
  • オーナー様、入居者様との関係性構築から利益が生まれる
  • 営業と比較するとハードワークを抑えることができる
  • 賃貸管理も先の選択肢が期待できる職種(アセットマネジメントなど)

オフィス・テナント営業

■おすすめしたい方
「法人営業経験を積みたい」「稼ぎながら安定性も手に入れたい」という志向性の方

ポイント
  • 居住用物件から事業用物件へのスキルアップ!賃貸仲介経験を活かしやすい
  • 法人への折衝スキルを持つことは業界問わず市場価値の高い経験になる
  • 居住用より稼げる&法人相手なので土日休みの働き方ができる

番外編・高級物件の賃貸仲介営業

■おすすめしたい方
「賃貸仲介の仕事は好きだけどワンランク上の経験を積みたい」という志向性の方

ポイント
  • 「やっぱり多くのお客様と関わっていきたい」という生粋の賃貸仲介志向が活きる!
  • 家賃が高い物件を扱うことで前職よりもインセンティブに期待ができる
  • 富裕層が顧客になるので折衝スキルやマナー力を上げていくことができる

賃貸仲介営業から転職を成功させるためのポイント

ここまでで「自分にはどの職種が合っているか」のイメージはついたでしょうか?

方向性が決まったら、企業探しのスタートです。

選考に進むうえで下記3つのポイントはぜひ抑えておいてください。

転職する動機を明確にする

「なぜ転職したいのか」「次の転職先で何を叶えたいのか」を明確にしておきましょう。

面接で聞かれる可能性が高いのでその事前準備にもあたりますが、そもそも「転職軸」を定めておかないと転職活動中にどんどんブレていってしまい、最終的になんとなく最初に内定をもらった会社に就職してしまったという着地になってしまいます。

転職は人生の大きな分岐点となるので慎重に進めることをおすすめします。

自分の強みを知る

転職先と求職者はWin-Winな関係であることが理想です。

つまり「お互いがメリットを感じることが出来るかどうか」がポイントになります。

一方的に「魅力に感じたから御社に入社したい」という思いをぶつけるだけでは、転職先の人事の方は困ってしまいます。

「この人がうちに入社してくれたらこういう期待が持てそうだ」と思って頂けるようにすることが面接のポイントです。

つまり「私が御社に入社したらこのような貢献が出来ます」という根拠を伝えることが大事なのです。

賃貸仲介の経験者の方であれば、

  • コミュニケーション力
  • 傾聴力
  • アクション数へのコミット力

などが強みとしてあがってくるのではないでしょうか。

オリジナリティや具体的なエピソードを混ぜながら考えてみてください。

情報収集や周囲のアドバイスを参考にする

他の職種に挑戦するためには情報収集は欠かせません。

「知っている」のと「知らない」のでは、理解できる範囲や視野が大きく異なります。

インターネットや周囲の経験者の方へ聞く方法が手っ取り早く、且つ多くの情報を仕入れることが出来るのでおすすめです。

しかし、なかなか細かい情報まで仕入れることが困難な場合もあります。

例えば「企業情報(特に社風や実際の働き方・今後の企業展開など)」「面接情報」など。

今回の職種選びもそうですが、「なにかと比較しながら決めていく」という進め方も効果的なのでおすすめです。

我々不動産業界専門の転職エージェントであれば、職種はもちろん、様々な企業情報もお伝えしながら求職者の方々に適切な進路をアドバイスすることが可能です。

もちろん、面接情報や対策など内定までのサポートも一貫してお手伝いいたします。

賃貸仲介営業からの転職を検討中の方はぜひ一度ご利用ください!

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この記事を書いた人
不動産キャリア事務局スタッフ
不動産業界の就職・転職に関するお役立ち情報を不動産キャリア事務局スタッフが提供します。 不動産キャリアは、業界最大級の求人数を誇る求人サイトなので、 賃貸・売買仲介の営業だけなく企画・開発やマーケティングなど職種も豊富です。 無料サポートも充実している不動産キャリアAgentも活用することで、転職できる可能性が高まります。