こんにちは、不動産キャリア事務局です。
最近、不動産業界の中でも「不動産ベンチャー」という単語をよく耳にするという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産ベンチャーについて、特徴や魅力をご紹介していきます。
不動産ベンチャーとは
まずベンチャーとは、明確な定義はないとされていますが、新しいサービスやビジネスを展開する企業を意味します。
新興企業という意味でも使われ、成長過程にある企業で設立から5年から10年くらいの企業を指すことが多いです。
これまで不動産業界は、潤沢な資産や独特のノウハウを持っていることが求められるため、あまり若い企業が入ってくることが多くありませんでしたが
インターネットの普及や若い世代の不動産に対する見方が変わってきたという影響もあって、近年不動産ベンチャーが多くなってきました。
メガベンチャーと言われるような業界でもトップクラスの業績を持つ、若い企業が多く生まれています。
とはいえ、全く不動産取引についてのノウハウや資本を持っていない状態からスタートしているわけではありません。
多くはIT関連の企業で、中核事業で得た強い資金力を武器にして不動産業に進出してきたり、既存の大きな企業をM&Aによって買収したりして成功しているという事情が見られます。
不動産ベンチャーの特徴・魅力
それではここからは不動産ベンチャー企業の特徴や魅力についてです。
まず一つ目は、IT化が進んでいることです。
IT技術を活用したサービスは不動産Tech(不動産テック)と呼ばれ、近年様々なサービスが増えています。
例えば、部屋探しにおいても現地に足を運ばずにオンラインできるサービスや、プラットフォームを展開している企業など様々です。
また、事業・サービスだけでなく、日々の業務システムそのものもITサービスを取り入れて業務効率化を図っている企業も多いでしょう。
次に多くの不動産ベンチャーでは特化型のサービスを提供しています。
たとえば、扱う物件は賃貸マンションのみや、収益不動産に特化したサービスを提供していたり、AIを活用したマッチングのサービスを提供しているなどです。
ITと不動産管理や運用、金融などを結びつけた、新しいスタイルのビジネスモデルを用いていることが多いので提供する物件にも、様々な面で最新のテクノロジーを駆使した設備を導入していることもあります。
こうした情報に触れることができ、将来につながる勉強と経験をしていくことができるわけです。
さらに特徴としては、一貫業務を特徴とするところが多いということも挙げられます。
従来の不動産会社では、幅広いタイプの物件を扱うものの、販売や管理など特定の業務だけをするという傾向があります。
不動産ベンチャーの場合は、物件のタイプやサービス(マッチング型サービス)などは特化型が多いですが、企画から販売、賃貸、管理、財務コンサルタントまで一貫したサポートをする傾向にあります。
そのためスタッフも一つの業務だけでなく、お客さんへのフルサポートをしていく場合もあります。
最新のIT・IoT・AI技術を活用したサービスなど不動産業界の中でも新しい革新的なサービスに触れ、早い段階から幅広い経験を積むことができることは何と言っても不動産ベンチャー企業の魅力でしょう。
不動産ベンチャーに向いている人
不動産ベンチャーは大手企業とはまた違う魅力が多くあり、最近は不動産ベンチャーに就職・転職される方も多く、不動産ベンチャーの人気が高まっています。
そんな不動産ベンチャーで働くことに向いている人はどのような方でしょうか。
まず先ほどご紹介したような不動産ベンチャーの特徴から考えると、
積極的にチャレンジして自分のスキルや能力を生かした仕事がしたいという人は、不動産ベンチャーがマッチするのではないでしょうか。
新しいビジネススタイルや技術を学んでいき、前向きに取り組んでいく姿勢があると成功しやすいです。
また、ベンチャー企業は大手企業と違い、自分で考えて自分から行動することが求められます。
教育制度なども大手企業と比べるとまだ整っていないことも多いので、受け身ではなく能動的な姿勢で取り組むことができる人におすすめですし、
そういった環境で働き、早く成長したい、将来は企業したいと考えている人にもベンチャー企業は向いているでしょう。
不動産キャリアには不動産ベンチャーの求人も豊富なので
不動産ベンチャーで働いてみたい、求人が気になる、という方はぜひチェックしてみてください。