こんにちは、不動産キャリア事務局です。
土地活用営業ってあまり聞きなれない職種ですよね。
賃貸仲介営業であればイメージしやすいので、「賃貸仲介へ転職したい!」と希望される未経験の方が多いのですが、実は土地活用営業も挑戦しやすい職種なのです。
そこで今回は土地活用営業の業務内容ややりがいなどを解説していきたいと思います!
ぜひ今後の職種選びの参考にしてみてください。
目次
土地活用営業のお仕事内容
土地活用提案営業は簡潔に言うと、土地をお持ちの地主様に対しての提案営業です。
下記のような提案例があります。
- その土地を使って収益を得る事ができるようにアパートやマンション、駐車場などの建設を提案する
- 土地を放置しておく事でかかってしまう税金への対策を提案する
土地を相続したものの、遠方に住んでおり頻繁に行く事ができない、また高齢のために体力的に管理や利用ができない・・・
など様々な理由で放置された空き地が多数あります。
こうした土地は、雑草が伸び放題になってしまい景観を損なったり、不審者や放火・不法投棄など多様な問題の原因になっているようです。
また未開発の土地には、住宅向けの固定資産税の特例措置が適応されないため、固定資産税もかなりかかってしまうそう。
土地活用の提案営業は、このような土地にまつわる悩みに頭を抱える地主さんの土地の立地や環境、現在の財産状況を併せて整理し、最も理想的な解決方法を提案する仕事です。
なぜ「きつい」と言われるのか
土地活用営業を検索すると「きつい」「辞めたい」などの関連ワードを目にするでしょう。
具体的にどのような場面でそのように感じてしまうのか、実際に我々エージェントが面談をした経験者の求職者さんの情報をもとに解説していきます。
飛び込み営業が大変
一般的に、下記のような営業スタイルを用いている企業が多くあります。
- 地主さんの個人宅へ訪問営業
- 地主さんへのテレアポ
- セミナーを開催し、参加した方へのアプローチ
- 既存顧客の地主さんからのリピート、もしくは別の地主さんをご紹介いただく
(3)(4)であれば比較的接点が取りやすく、かつ効率的に成約に繋がる可能性も高いです。
しかし、多くは(1)(2)の手法を用いている企業が多く存在するため、きついというイメージがついています。
成果が出るまで時間がかかる
不動産営業は、どの職種においても比較的成約まで時間がかかるのが特徴です。
特に土地活用営業は賃貸仲介や売買仲介のように「実在する物件を扱う」仕事ではなく、「土地に何かしらの不動産を建設する提案をして、それが完成するまで携わっていく」という壮大な仕事になるため、より一層長い期間を要します。
動く金額が大きい分、お客様の心理としても「慎重に検討したい」という思いがあります。
そのため営業側もお客様を焦らさず、しっかりと寄り添ってニーズにお答えしていく必要があります。
土地活用営業に向いている方の特徴
土地活用営業がきついと言われる理由が理解できたところで、「ではどのような方が土地活用営業を辞めずに活躍しているのか」の特徴を挙げていきます。
下記の項目に当てはまる方は今後土地活用営業として働く上で成果が出やすいでしょう。
また、最初は特別な不動産のスキルを要するわけではないので、業界未経験の方でも挑戦しやすい職種と言われています。
実際に、「人柄重視の採用」を行っている企業も多く存在します。
長期スパンのアクションを取ることが得意
上記で説明した通り、土地活用営業は
- アポイント獲得までに要する期間
- 土地に不動産が完成するまでに要する期間
など各工程に期間がかかり、プロジェクトが終わるまでに1年以上要する事も多々発生します。
土地活用営業は動かす金額が大きく、且つ関わる方も多いのでそれ相応の期間がかかるのです。
「短期的に多くの案件を回していきたい」「早期でインセンティブを得たい」方にとっては気の遠くなる話でしょうが、「長期的に一つ一つの案件に向き合っていきたい」というじっくり型の方にとってはぴったりな仕事内容でしょう。
他者との関係性の構築が得意
土地活用営業で成果を出すためには「地主さんに信頼していただく」という点が大きなポイントになります。
一人の地主さんに対して、複数企業の土地活用営業の方がアプローチをしているケースが多くあります。
その中で自分を選んでいただくためには「この人に任せたらうまく土地を有効活用できるだろう」と信頼していただく事が重要です。
もちろん、企業毎の特性やメリットもあるのでサービス自体に魅力を感じていただく必要もありますが、どれだけ良い提案を受けても、その担当者が自分と合わない方だと心理的に任せたくない思いが発生しますよね。
また、A社とB社の提案が同等のサービス内容だった場合、最終的には「営業の印象が良かったほうの会社」で決める地主さんも存在します。
自分の大切な資産を預けるわけなので、上記の流れになるのは自然な事でしょう。
そのため、一人ひとりの地主さんに対して真摯な対応を取り、良好な関係性を築く事が出来る方が成果を出しやすいといわれています。
フットワークが軽い方
ではどういう行動を取れば信頼関係が築きやすくなるのでしょうか。
世間話をして距離感を縮める、共通の趣味を見つけて仲良くなる、など色々な手法がありますが、大前提として対応が早い方というのが大切なポイントになります。
- 定期的に訪問や電話を実施し、身近な存在に感じていただけるようにする
- 地主さんからの連絡に早く応える
- 些細な疑問や心配事にも瞬時に反応し、解決に向けた提案を行う
これらを地道に続ける事で「A社の営業の〇〇さん」と認識して頂きやすくなり、結果として良い関係も築きやすくなるでしょう。
土地活用営業のやりがいとは?
収入に期待が出来る
一般的には、固定給+歩合給の給与制度の企業が多いです。
一回の取引額が億単位になることもあり、かつ高率の歩合を設定している企業が多いことから、稼ぎやすい職種と言えます。
若くして1,000万円以上の年収を得ている方もいます。
規模が大きい案件が多いので達成感が強い
土地活用営業はプロジェクトによっては数十億の単位を扱うものもあります。
稼げるというイメージの湧く売買仲介営業でも、そこまで大きな額を扱える事は頻繁には発生しません。
地主さんへ関係性ゼロのところから信頼関係を築き、案件化し、億単位の不動産を完成させていく様は達成感以外のなにものでもありません。
最後に
土地活用営業について、いかがだったでしょうか?
不動産営業の中でもイメージしにくい職種なので、本コラムを通して興味を持っていただける方がひとりでも多くなれば嬉しいと思う、我々不動産業界専門のエージェントにとってもおすすめ出来る職種の一つです!
とはいえ、まだまだ細かい点は気になりますよね。
今後不動産業界への転職を検討されている方は、我々が行う「転職個別相談」へ是非ご予約をいただければ土地活用営業を始め、一人ひとりの求職者様のご希望に沿った職種をご提案致します!
ぜひお試し下さい。