こんにちは、不動産キャリア事務局です。
昨今、性別関係なく色々な職を選択できる時代になってきましたね。
とは言え、不動産業界は男性営業が多いイメージがあるので、転職活動中の女性は不安な面もあるのではないでしょうか。
この記事では、女性が不動産営業に転職するうえで事前に気にかけておいたほうが良いことを解説していきます。
不動産会社への転職を検討中の方は、男女問わずぜひ参考にご覧ください!
女性が抱く世間一般的な「不動産営業」のイメージとは
転職を検討する女性からこのような相談がよくあがります。
「体育会系のノリについていけるのかな」
「いろいろときついって聞くけど大丈夫かな」
「残業って多いのかな」
「男性客とのトラブルって実際にあるんでしょうか」
実際に不動産会社で働く女性からいただいたリアルな体験談と、我々エージェント目線で上記の疑問にお答えしていきたいと思います。
不動産業界は体育会系の会社ばかり?
営業職にはノルマが設定されており「ガッツで頑張る!」という場面も発生するので、「不動産会社=体育会系」というイメージも根強いのでしょう。
一方で、職種によっては女性が多い部署もあるので、意外とチームごとに雰囲気が異なる企業もあります。
また、最近では「不動産っぽくないのがうちの売りです!」と掲げている不動産会社も出てきています。
これは
- チームで数字を追う
- 集客力があるから効率の良い営業が実現できている
- PDCAを回して計画的に売上を作る
などを掲げている企業にみられる傾向が高いです。
すべての不動産会社が体育会系というわけではないので、会社ホームページなどを見てその企業の特徴を掴みましょう。
実際には何がきついのか
「不動産会社はきつい」と、ざっくりイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
大きくわけて「体力面」と「精神面」に分かれます。
営業職なので、外回りが多くなる点がポイントです。
何組ものお客様の対応をするので、一息つく暇もなく動き回るなんてことも発生するかもしれません。
もちろん1年中その働き方というわけではなく、閑散期・繁忙期によっても変わってくるのでその点は把握しておいたほうが良いでしょう。
「ノルマ」に対してが大きいです。
ここに性別は関係なく、男女同じノルマが設定されるケースが多いです。
営業手法は色々ありますが、自分に合ったやり方を見つけることが精神的な負担を軽減させるポイントになります。
会社によっては営業手法を指定されていることもありますが、その場合は気持ちを切り替えて「まずは1時間集中して取り組むぞ!」の精神で向き合っていくことが良いでしょう。
また、現役で活躍する女性営業の方からこんな意見をお聞きしました。
体力的・精神的に、自分自身でコントロールをしながら働くことが長く続けることができるポイントに繋がるのでしょう。
残業や休日出勤は多い?
夜道で不動産会社の明かりが灯っている光景を見る機会もありますね。
残業理由として以下の例があります。
- お客様のお仕事終わりに内見を開始したので時間が遅くなった
- 繁忙期なので事務処理は夜になってから
- 1人当たりの担当件数が多いからとにかくタスクが増える
どうしても処理が追いつかない人は、自主的に休日出勤をする場合もあります。
防げる負担は自ら防ぐために、下記のポイントで会社探しをするのが良いでしょう。
・直行直帰OKの企業
・休日出勤分の代休が取りやすい、有給取得率が高い
・チーム制で業務分担をしている
・フレックス制を導入している
・自宅から通勤が便利な立地
また気持ちを切り替えて「やる時にはやる!」「休むときには休む!」の精神でメリハリをつけて取り組むことが大事になってきます。
男性客とのトラブルってどんなケースで発生するの?
実際に、内見時に女性営業担当がトラブルにあった事件があります。
お客様が男性1人であれば、2人きりで車移動と物件に入ることになります。
会社によっては、お客様が男性1人の場合は営業担当も男性にすることもあるので、面接時に聞いておいても良いかもしれません。
もし男性のお客様と2人きりになった場合は、必要以上に親しくならないことも意識しておきましょう。
女性が不動産営業として働くメリット
女性にとっては危険・大変と言われがちな不動産営業ですが、女性ならではのメリットもあるので確認していきましょう。
女性のお客様と打ち解けやすい
女性営業と男性客のトラブルが発生した事件があると前述しましたが、逆をいえば女性客が男性営業に警戒心を持ってしまうケースもあります。
そんな時に、女性営業の存在が重宝される場合があります。
同性という点が大きく、最初から安心感を感じてもらいやすいでしょう。
また、女性ならではの気配りを取ることで営業としての信頼感も感じてもらいやすくなります。
こうしたお客様の警戒心を解いてあげたり、心を開いてもらったりすることが成約までの第一歩です。
女性ならではの視点で物件案内ができる
物件選びの特徴として女性のお客様は下記を意識します。
- 治安は良いのか
- 夜道は安全か、大通りは近いのか
- スーパーは近いか
など女性視点であれば、適切なアドバイスや物件選びもできるのではないでしょうか。
「遅くまで営業しているスーパーがあるので仕事帰りでも寄りやすいですよ」や「ここに人気のカフェがあります」など、些細な情報でも喜んでもらえる女性客も多いようです。
また、夫婦で来店されたお客様は、奥様の意見が重視される傾向があるため、女性ならではの提案は非常に大きな武器となり重要です。
成果次第で年収が上がる
不動産営業は基本給+歩合制の会社が多く、収入は実績に応じて異なります。
性別関係なく稼げるのが不動産営業で働くメリットです。
やる気と忍耐があれば、一定の成果は残せるのでチャレンジしてみましょう。
実際に、年収1,000万円超えの女性営業や役職付きの方も多数いるので、年収アップだけではなくキャリアアップにも繋がりやすい業界です。
女性が不動産営業として働くデメリット
女性が不動産営業で働くデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
デメリットも理解していきましょう。
ワークライフバランスが保ちにくい傾向にある
不動産営業は個人のお客様向けの仕事が多く、土日のほうが来店数や問い合わせ数も増えます。
また、どうしても残業が発生することも。
そうなると、ワークライフバランスが保ちにくくなってしまいます。
入社してからのギャップが大きくならないように、事前に認識はしておいたほうが良いでしょう。
実際に働く女性営業は、下記のように視点を変えてプラスに考えているようです。
「平日休みのほうが出かけるときに混んでいない」
「週末に休まないといけないときは有給を活用しよう」
「残業やお客様対応を頑張ったぶん、自分の成果に返ってくる」
特に3番目の「自分の成果に返ってくる」は不動産営業の醍醐味です。
これをメリットと捉え、「頑張るときにはとことん頑張る」の気持ちで取組んでみましょう。
クレームが多い
不動産は非常に高額な買い物なのでお客様も慎重になり、些細なことでもトラブルになることがあります。
入居後に設備や契約の面で「事前に説明されていない」「契約書に書いていない」などの意見をいただくこともあります。
資格を取得したり、上司や同僚にこまめに相談をして、自信を持った営業ができるようになりましょう。
不動産営業に向いている女性の特徴
向いている女性の特徴
不動産営業に向いている女性の特徴は以下の6点です。
- 人と関係性を築くことが好き、得意
- 聞き上手
- 向上心や積極性がある
- 努力を惜しまない
- 気持ちの切り替えができる
不動産営業は、お客様とのコミュニケーションが多く発生します。
そのため、人とお話することが好きなことはもちろん、状況によっては聞き手に徹することも必要です。
またノルマ達成のために、着実に成果を積みあげていく必要があります。
時には困難な状況も発生しますが、努力を繰り返していくことできっと成果にも繋がるでしょう。
向いていない女性の特徴
不動産営業に向いていない女性の特徴は以下の3点です。
- 内向的
- 打たれ弱い
- 数字に追われるのが苦手
営業は、どんどんアピールをするという動きが必要になります。
内向的な性格の場合、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性があります。
売上にも直結してくるので、内向的な方は数字を追うことにも苦手意識が生まれてしまうかもしれません。
不動産営業には向いていない?と思ったら
「営業は合わないけど不動産業界への転職を諦めたくない」という方は、事務職や賃貸管理職にもぜひ目を向けてみてください。
営業のサポートや契約管理など、社内で行う業務が多い
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入居者さんやオーナーの対応、設備などに関する業者とのやりとりなど、様々な方とコミュニケーションを取りながら進める業務が多い
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幅広く求人を探して自分にあった職種を見つけましょう。
まとめ
女性視点での不動産業界について解説しました。
企業側の性別を限定せず意欲的な方を採用したいという気持ちは高まってきており、働き方改革や福利厚生の充実(育休産休制度の導入など)をはじめ、女性にも長くキャリアを積んでもらえるような仕組み作りをしている企業がどんどん増えてきています。
年収1000万円超えのバリバリ働く女性営業も増えてきているので、「自分がどう成長していきたいのか」の気持ちを大事にしてぜひチャレンジしてみましょう!