不動産業界の仕事を知ろう

不動産業界のキャリアプラン3選!~職種別の解説付き~

こんにちは、不動産キャリア事務局です。

「不動産業界で働くとどんなキャリアプランがあるの?」
「自分のキャリアの方向性を固めたうえで企業を選びたい」

求職者様からこんな相談をよくいただきます。

不動産業界はポジションが細かく分かれているので、あまり聞き慣れない職種もあるでしょう。

「大きな金額を扱う」という点では全職種共通していますが、ミッションがそれぞれ異なります。

また、身に付けていくスキルによって今後の方向性も固まっていくので、これから不動産業界でキャリアを築いていきたい方はぜひ今回の記事を参考にしてみてください!

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不動産業界の職種は大きく分けて5種類

まずは、職種例とその特徴を押さえておくと今後の方向性がイメージしやすいでしょう。

営業

賃貸仲介、売買仲介、マンション販売など、お客様の前に立って第一線で売上を作る職種です。

未経験から業界に飛び込む場合、営業職のいずれかに配属になるケースが多いでしょう。

不動産業界の基礎知識を学びやすいほか、お客様と直接やりとりができるので顧客折衝力がつき、不動産業界のみならず社会人としての大きなスキルを身に付けることができます。

また「頑張った分だけ稼げる」という不動産業界ならではの収入面の期待できる職種です。

プロパティマネジメント

物件の入居者やオーナーに対して働きかける職種です。

問い合わせ対応はもちろんですが、

  • 不動産の資産価値向上
  • オーナーの利益の創出

が最大ミッションとなっており、細かいタスク処理を始め、担当している物件毎の戦略や方針を考える必要があります。

営業ではありませんが、異なった形で売上を作っていくミッションがあるため、営業と事務の両方の素質が必要となります。

企画開発(用地仕入れ営業)

自社で建物を建てる場合、土地の選定から仕入、建物の企画、販売までの一連の流れが必要になります。

ディベロッパーもこちらに分類されます。

企業によって細かく役割が分担されているケースがありますが、全ての工程を知り得ることができる唯一無二の職種となっており「不動産業界の花形ポジション」と言われています。

未経験からいきなり挑戦することが困難なため、何かしら経験を積んだ方のステップアップ先として注目される職種といえるでしょう。

事務

宅建事務、営業事務などが挙げられます。

不動産業界は専門的な知識が多く必要なため、事務職といえどもかなりのスキルを身に付けることができます。

特に契約を交わす場面では会社としての信頼にも繋がってくるため、契約書作成や重要事項説明の読み上げなどのミッションを課せられる本職種は「縁の下の力持ち」といえるでしょう。

管理部門

バックオフィス部門です。

例を上げると人事、経理、総務、営業企画など。

会社組織としての基盤を整える重要な役割を担っており、前述した各職種とは異なった視点で不動産業界のノウハウを積むことができるでしょう。

キャリアプラン3選

大枠の職種知識を理解いただいたので、ここからは「どんな方向性でキャリアプランを描けるか」の例を挙げていきます。

ご自身の人生計画と照らし合わせてみて、どれが最もフィットするのか考えてみてください。

年収を上げていきたい

「年収を上げる=キャリアアップ」に繋がるので、短期的もしくは中長期的なキャリアプランとして年収アップを目標に掲げておくことも良いでしょう。

キャリアプランの一例をご紹介します。

売買仲介営業

賃貸仲介営業から売買仲介営業への転職は、営業職として年収アップ・キャリアップをするための最も王道なパターンです。

賃貸領域は仲介手数料が安いので年収アップに限界があり、また不動産の市場を掴むのも困難です。

売買領域に挑戦することで扱う額も大きくなり、その分高い営業力も身に付くので年収アップ・キャリアアップが大いに叶うでしょう。

プロパティマネジメント

居住用の賃貸からビルなどの事業用を扱う企業へ、取り扱う物件をレベルアップさせた転職をおすすめします。

コンサルティング能力も上がっていき、年収アップ・キャリアップに繋がります。

将来的に独立したい

不動産業界で独立するためには基礎知識はもちろんのこと、「売買」に関する知識は必要になります。

もう少し細かく表現すると不動産の市場相場や金融に関しての知識とアンテナを張る必要があります。

また、経営知識も重要となるので、下記のキャリアプランをおすすめします。

企画開発(用地仕入れ営業)

売買仲介営業から企画開発(用地仕入れ営業)へ、不動産の市場を掴む1番期待のできるポジションです。

不動産業界においてビジネスの始まりは「不動産を建てること」。

そのためには、仕入れの技術・知識が最重要となります。

つまり、本職種を経験することで「不動産の根本的なスキル」を得ることができ、独立の第一歩となる理にかなったキャリアプランになるのです。

管理部門

事務・営業職から管理部門へのステップアップ。

管理部門は会社経営に必要な機能が回っています。

営業力ではなく経営力を高めていく方向性が良いのであれば、一度管理部門を経験するのも有りでしょう。

開業間もないベンチャー企業で、社長に近いポジションでこれらを学んでいくパターンもおすすめできます。

ワークライフバランスを整えながら活躍したい

不動産業界はハードな働き方を強いられる場面が多く、その分私生活に負担がかかる傾向があります。

働き方改革によって徐々に改善されてきましたが、職種を変えるだけでもワークライフバランスが大きく変わる傾向があります。

事務

営業から事務へ、ワークライフバランスを整えるための王道パターンです。

不動産業界の事務は、「攻めの事務」を求められる傾向が多いです。

営業と同じ目線で会社を作り上げていく志をお持ちであれば、事務へキャリアチェンジしても大いに活躍の場は設けられるでしょう。

プロパティマネジメント

営業の前線から一歩引き、半営業・半事務のプロパティマネジメントへ。

営業の経験を活かしながら建物の資産価値向上に努めることで、コンサルタント視点でキャリアを身に付けることができます。

持っておくと尚良い不動産資格

宅地建物取引士

最もポピュラーで、必要とされる場面が多いです。

将来独立を考えている場合は宅建は必須でしょう。

また、いちプレイヤーとしても持っておくだけで信頼を得やすく、自身の経歴に箔がつくことに期待できます。

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宅地建物取引士、不動産鑑定士、1級建築士のいずれかの国家資格を所有し、それらを活かした仕事で5年以上の実務経験を積んでいることが受験資格になります。

不動産業界において非常に市場価値の高い資格です。

保有することであなたのキャリアプランの選択肢は大いに広がるでしょう。

キャリアプランを考えておくと面接対策にも繋がる!

思いつきでキャリアプランを描くことは難しく、しっかりと筋道を立てた上で計画をしていくことが重要です。

不動産業界はまだまだ離職率が高く、社員の定着に課題を抱えている企業も少なくありません。

面接の際に、自身の思い描く「筋道の通ったキャリアプラン」をアピールすることで、「このひとは長く貢献してくれそうだ」と期待を持っていただけるケースが多いです。

実際に、不動産キャリアエージェントに相談して、キャリアプランを明確にしたことで転職を成功させた事例もあります。

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この記事を書いた人
不動産キャリア事務局スタッフ
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