不動産業界の仕事を知ろう

宅建事務とは?メリット・デメリットなどを解説

こんにちは、不動産キャリア事務局です。

不動産業界は営業がバリバリ働いているイメージが強いですが、バックヤードから支える存在を忘れてはなりません。

働く営業を縁の下の力持ちとして支えるのが、宅建事務という仕事です。

今回は、宅建事務について仕事内容や働き方などを中心にご紹介します。

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宅建事務の仕事内容について

宅建事務は、宅地建物取引士の資格を活かせる代表的な職種です。

事務職としての業務をこなしつつ、契約の際は宅建士としての業務を行います。

宅建事務は、宅建資格を持った専門職であり、営業サポートの事務でもあります。

具体的な仕事内容としてどんなものがあるかを見ていきましょう!

重要事項の説明業務

不動産を借りたり購入したりするお客様に対して、取引内容に関する重要事項を説明する業務です。

ほとんどのお客様は、専門知識がないので不当な契約を結んでしまうと大きな損害となりかねません。

そのようなことがないように、不動産の取引に関する重要事項をお客様に説明する必要があり、そのための書類を「重要事項説明書」と言います。

この書類を説明するのが、宅建事務の業務の中でも欠かせない重要事項の説明業務です。

※宅地建物取引業法35条で定められているため「35条書面」とも呼ばれています。

その他にも重要事項説明の内容確認、記名や押印がありますが、これらはすべて宅建士の独占業務として宅建の資格に合格し、登録をした人にしかできません。

専門職という点でも、よく聞く一般事務をはじめ他の事務職とは違いますが、重要事項説明の場や契約に関する疑問点を解消するため、お客様と直接お話しする機会が多いという点は宅建事務ならではの特徴と言えます。

営業のサポート業務

宅建事務は、営業を支える業務もあります。

専門職ではありますが、幅広い業務を経験することができるチャンスもあり、スキルアップにおすすめの職種です。

企業によって任される業務は多岐に渡りますが、主に3つの業務に分かれますので詳しく解説していきます。

契約関連

前述した重要事項の説明業務の他に、契約書作成など下記業務を行います。

  • 重要事項説明の準備やサポート
  • 契約書の作成や確認
  • 関係書類の回収や整理
  • 登記手続きのサポート
  • 金融機関とのやり取り

複雑な手続きをスムーズに行うために、重要な業務です。

電話・来客の一次対応

電話が鳴ったりお客様が来店した際に、最初の対応をするのは営業だけというわけではありません。

営業へつなぐために一次対応することも宅建事務の業務です。

  • 電話対応:物件の問い合わせ・内見の予約など
  • 来客対応:お茶出し・物件案内など
  • 郵便物の発送・受け取り

時には、お客様を物件にご案内することもあるかもしれませんね!

お客様だけでなく取引企業なども一次対応するので、会社の顔としての一面も持ち合わせています。

物件や顧客の情報管理

不動産会社の場合、多くの物件や顧客の情報を保有しています。

お問い合わせを増やすためには物件情報の更新が欠かせませんし、お問い合わせのあったお客様へ定期的に連絡することも重要です。

新規の登録だけでなく、既存データの更新もあるので、営業が売上を作るためにこうしたサポート業務をコツコツこなす必要があります。

宅建事務で働くメリット

独占業務のある宅建事務で働くには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

未経験や女性でもOK

不動産事務職の仕事は、高い事務スキルなどをあまり必要としておらず、宅建を保有していれば未経験や女性でも採用してくれる企業は多いです。

不動産業界に関する知識があると尚良いでしょう。

営業と違ってノルマもないので、売上に対するストレスなく働けることは大きなメリットと言えます。

専門職のため長く働ける

重要事項の説明などの独占業務があるように宅建は業務に直結して活かせる資格のため、取得することで転職市場でも重宝されます。

そのため、子育てや介護などさまざまな事情でブランク期間が空いてしまった方でも、資格や実務を積んでいると復職にも有利に働きます。

また、不動産会社の休みは基本的に平日が多いですが、

  • シフト制の土日休み
  • 固定で土日休み

など、働き方改革が進んでいますので予定に合わせた休日の取り方も実現できるでしょう。

専門性が高い分、長くキャリアを築くことができる点で女性からの人気も高い職種です。

資格を活かしてキャリアアップできる

宅建の資格を保有していると、独占業務をはじめ経験できる仕事の幅が広がり、さまざまな実務経験を積むことができます。

さらに、企業によっては給与にプラスして資格手当をもらえる場合があります。

企業にもよりますが、月に2~3万円の資格手当を支給している場合が多いです。

キャリアアップだけでなく年収アップも期待できるのはいいですね。

宅建事務で働くデメリット

宅建事務にはデメリットと感じる点もあり、そのデメリットからはきついと言われることも。

専門知識が必要

未経験でも働ける宅建事務は、日々働きながら経験を積むことで業務の幅を広げていくことが可能です。

とは言え、宅建事務に関わらず不動産業界は多くの専門知識が求められ、関連する法律も定期的に改正されるため、常に新しい情報を学び続ける必要があります。

会社の研修制度がどれだけ充実していても、自ら進んで学ぶ姿勢が重要になってくるでしょう。

ミスが許されない

宅建事務の仕事には、少しのミスも許されない責任が伴います。

不動産取引は高額なので、書類のちょっとしたミスや説明不足など少しでも相違があるとクレームになりかねません。

そうならないためにも、正確さと責任感が求められる仕事です。

このような環境にストレスを感じる人にはきついかもしれませんが、やりがいや楽しさを十分に見出すこともできる仕事です。

土日が休みでない

取引企業だけでなく、不動産を借りたい・購入したい個人の方もお客様です。

土日休みに不動産会社へ訪れるお客様がたくさんいますので、平日休みにしている企業は多いです。

他の業界に比べて不動産業界は、土日休みの会社は少ないかもしれませんが、不動産キャリアでは土日休みの求人を多数取り扱っていますのでお気軽にご相談ください。

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宅建事務のやりがいとは?

宅建事務の人気は年々高まっているほど、やりがいも十分にある仕事です。

専門知識が身に付く

宅建事務は、未経験でも資格さえあれば働ける仕事のため、未経験から資格を取得して転職される方も多くいます。

不動産の業務は法律、金融、税金知識と幅広く知識が必要です。

学び続ける大変さはありますが、自分の不動産購入時やお客様にわかりやすく伝えることに介在価値を発揮できるため、強いやりがいも感じることができるでしょう。

地道な努力を重ねられる方が向いていると言えます。

サポート業務としての実感

宅建事務は、チームとしても会社の売り上げに貢献できるため、誰かをサポートすることにやりがいを持てる方にはおすすめの職種と言えます。

営業のサポート業務だけでなく、時には接客を行うこともあります。

お客様のより良い住まいの購入をサポートできることは強いやりがいにも繋がります。

人の人生に寄り添う仕事

不動産は人生において大きな買い物であり、購入に悩む方も多くいます。

金銭的な面だけでなく、どこに住むか、どんな家に住むかということは、私たちが生活していくうえで非常に重要な要素であり、住まいが日々の暮らしの充実度・満足度に与える影響は大きいです。

そのため、人の人生に寄り添うことのできる数少ない仕事でもあります。

大きな責任も伴う仕事ではありますが、責任感が強く、正確性のある作業が得意な方にはとてもやりがいのある仕事とも言えます。

宅建事務に向いている人はどんな人?

ここまで聞いた中で、不動産の知識や経験がないと難しいのでは?と感じる人もいるかもしれません。

実際に、事務職の中でも専門用語が多くて大変そうといった、ネガティブなイメージを持っている方も多くいます。

しかし、宅建事務は未経験からでも転職できる求人も多く、資格を活かしやすい職種でもあります。

次は宅建事務に向いている人はどんな人なのかを見ていきましょう!

人と接することが好きな方

宅建事務の業務の中には、書類等の作成のほかにお客様とコミュニケーションをとる機会もあります。

お客様にとって、これから住む家を決めるというのは、とても大きな決断を必要とします。

いかにお客様の考えやライフスタイルを理解できるか、信頼を獲得するためにもコミュニケーションは重要な業務となります。

ですので、人と接することが好きな人や聞き上手なタイプの方に向いている職種だと言えます。

誰かを喜ばせることが好きな方

事務職は、営業担当者や同じ事務所で働くメンバー等を支える仕事がメインとなります。

また、お客様の不動産選びを専門知識で支えることも事務職としての大きな仕事です。

前に出る人がいれば後ろで支える人も必要です。
自分が主役にならず、サポートしてお客様に喜んでいただく。

そこにやりがいを感じることができる人こそ、宅建事務に向いていると言えます。

マメな方

契約を控えたお客様の悩みや考えに寄り添い、最適な情報を常に提供し続ける仕事となります。

物件探しや物件の調査など営業が担当する分野ではありますが、時には資格保持者の観点からこれらの業務を行うこととなります。

そのため、お客様のことを考えて細かい作業を行える方は、こうした職種に向いています。

専門職だけど未経験でも働ける宅建事務で活躍しよう!

不動産業界には、バリバリ働く営業を支える宅建事務という仕事があります。

バックヤードから支える仕事ですが、宅建士にしかできない独占業務など専門職である宅建事務。

未経験でも採用してくれる企業は多く、一般事務ではやりがいを感じることができなかった方にもおすすめの職種です。

また、月に2~3万円の資格手当も支給している場合が多いので、年収アップも期待できます!

少しでも宅建事務に興味が出た方や不動産業界での転職を考えている方は、不動産キャリアAgentへお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人
不動産キャリア事務局スタッフ
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