こんにちは、不動産キャリア事務局です。
不動産事務の中でも一般事務と宅建事務があります。
一般的な事務職とは仕事の内容が異なる宅建事務ですが、実際どんな仕事をしているのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
もしくは、宅建の資格を活かしたいけど営業職ではなくバックオフィスとして働きたい、そんな人もいると思います。
宅建が最も活かせるのは不動産業界ですが、他の業界より仕事がきついイメージがありますよね。
なぜきついイメージがあるのか、宅建事務として働くことを検討している方に向けて詳しく解説していきます。
目次
宅建事務の仕事内容
そもそも宅建事務はどんな仕事をするのでしょうか?
主な業務を3つピックアップしましたので解説していきます。
これらの仕事を上手くこなせるのであれば、未経験だけでなく主婦さんでも採用してくれる不動産会社は沢山あるでしょう。
独占業務や契約書の作成
主な3つの業務の中でも
- 重要事項の説明
- 重要事項説明書(重説)の記名捺印
- 契約内容書面の記名捺印
宅建士にしかできないこれらの独占業務がメインと言っても過言ではありません。
そのため、不動産業界を問わず宅建士の需要は高いです。
独占業務とは、不動産取引でトラブルを避けるために重要事項を説明し、その証拠として書面を交付する重要な業務です。
宅建士であれば営業でも対応できる仕事ですが、営業のメイン業務は案件を持ってくること。
そのため宅建事務が代理で対応することが多く、宅建事務として働いていくためにはここが最初のハードルです。
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営業サポート
1日のスケジュールとして、重要事項の説明や書類作成だけで1日が終わるケースはほとんどありません。
それ以外の時間では、
- 物件の撮影
- 物件情報をホームページへ掲載
- お客様情報の管理
など、営業のサポートを行います。
「1日中デスクワークよりは外出があると嬉しい!」と思う方もいるかもしれませんが、物件撮影では電気が通っていないため、エアコンが付かず夏は熱く冬は寒いです。
意外と体力面がきつい、なんて声もしばしば。
お客様対応
他の一般事務と同様に、お客様からの電話対応をはじめ来客時にはお茶出しなどの一次対応をします。
不動産会社だと、部屋探しをしているお客様や業者からの空室確認といった電話が毎日鳴りやみません。
様々な企業ともやり取りをするため、中にはお客様ではなく営業の連絡も多く、判断が難しいものも。
ですが、一つずつ社内確認していけば自ずと判断できるようになるので大丈夫です!
宅建事務がきついと言われる理由
宅建事務の仕事内容が分かったところで、きついと言われる理由を見ていきましょう。
高額な契約なのでミスできない
不動産取引は大金が動くうえ、専門知識のないお客様を相手にすることが多いです。
トラブルを避けるための独占業務でもあるので、細かく記載された内容を嚙み砕いて説明する必要があります。
また、書面に記載された内容に誤りがないかなども確認します。
同じ建物でも部屋によって金額が異なるケースも多々ありますので、細かい部分まで確認が必要です。
クレーム対応
人生で最も高額な買い物とも呼ばれるマイホームの購入。
マイホームを購入するほとんどのお客様が専門知識がない関係で、慎重になった結果どうしてもクレームにつながってしまう部分もあります。
こうした状況でも、しっかりとヒアリングして納得・満足してもらうために、適切な対応が求められます。
クレーム対応は慣れるまでに時間がかかる場合が多く、その間精神的にもきついと感じる人が多くいるでしょう。
幅広い知識が必要
業務に必要な税法などの知識は頻繁に改定される関係で、誤った案内を避けるためにも日々勉強が必要です。
独占業務の重要事項説明書の作成やホームページへ物件情報を掲載する際など、様々な業務にも対応できる幅広い知識が求められます。
宅建事務が「きつい」「楽しい」と感じる人の違い
向いている人
- コミュニケーションが好きな人
- 責任感の強い人
- 仕事にやりがいを感じたい人
- マメな人
向いていない人
- コミュニケーションが苦手な人
- 責任感を負いたくない人
- ネガティブな人
不動産業界は、事務職だけでも一般事務と宅建事務があるように、様々な職種があります。
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宅建事務は未経験女性にもおすすめ
宅建事務がきついと言われる理由を紹介しましたが、実は未経験の女性でも活躍できる仕事なんです。
また、宅建事務として働くメリットも多々あるので紹介していきます。
営業に比べてストレスを感じにくい
営業職は常にノルマに追われ、達成するために月に何件もの案件を契約する必要があります。
どんなに日々勉強していても数字がすべての業界なので、ノルマを達成するまではプレッシャーを感じることが多いでしょう。
しかし、宅建事務の場合はノルマを課せられることもなく、独占業務のおかげで重宝される存在です。
不動産業界の繁忙期である1月〜3月辺りを除けば、比較的休暇も取りやすくワークライフバランスを実現することも可能です。
宅建さえ取得していれば未経験でも問題ない
不動産取引を成立させるためには、宅建士しかできない独占業務が必須です。
宅建事務として働くためには宅建士であることが前提条件です。
国家資格だけあって合格率は17.2%と決して難易度の低い資格とは言えませんが、不動産業を営む際には設置義務も存在するため、宅建の資格を保有しているだけで重宝されます。
(参考:不動産適正取引推進機構)
理想の会社に出会う方法
職種も数多くある不動産業界に合わせて、豊富な検索機能が備わっている不動産キャリア。
研修制度といった働く環境や待遇面など、自分に合った求人を探せます。
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宅建事務を目指す前に確認すべきこと
自分が宅建事務として働けるかイメージできたところで、最後に宅建事務を目指す前に知っておきたいポイントを解説します。
不動産業界は女性には危険?
様々な職種で活きる宅建の資格ですが、宅建事務として働きたいと思う人は「安定して働きたい」という人が多いのではないでしょうか。
しかし、バックオフィスと言えど、そもそも不動産業界がきついのでは?
今はそんなことありません。
リモートワークや在宅など、不動産業界を含めどの業界でも働き方改革が進んでいますし、性別を限定せず積極的に採用をする会社が多くなっています。
宅建事務で求人を探すコツ
宅建事務には正社員はもちろん、アルバイト・パートの雇用形態もあります。
「育児が落ち着いたので、社会復帰を検討していてもいきなりフルで働けるか不安…」
その場合でも、まずは時短勤務から働ける求人もありますので、応募する前にしっかりと確認しておきましょう。
残業・休日について
不動産業界では珍しい土日祝日休みの求人も中にはあります。
また、宅建の資格を取得すると3万〜5万円ほどの「資格手当」が支給されます。
会社の規模によって金額は変わってきますので、これも事前に確認するといいでしょう。
宅建事務は未経験でも活躍できる仕事!
他の事務職より責任重大な仕事がある宅建事務。
きついと言われることもありますが、不動産取引には欠かせない独占業務があるため宅建士の存在は必要不可欠です。
自分に合った環境であればやりがいを感じながら働けるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。