就活準備

不動産業界における履歴書の正しい書き方【志望動機の例文あり】

こんにちは、不動産キャリア事務局です。

今回は履歴書の正しい書き方を解説します。

学歴や職歴の書き方はもちろん、作成に時間がかかってしまう志望動機や自己PRの欄についても触れていきたいと思います。

基本的な情報から、うっかり見落としがちな注意点まで細かくお伝えしていくので、ぜひ作成の参考にしていただき、書類選考を突破しましょう!

【準備】作成方法やテンプレートの選び方

履歴書作成を始める前に、スムーズに進めるための3つのポイントを押さえておきましょう。

作成方法

かつては「手書きで熱意を伝える」ことが主流でしたが、近年ではデータ作成が一般的です。

その理由は以下の通りです。

  • 採用担当者にとって、個人情報の管理がしやすい
  • 求職者にとって、企業ごとに作り直す手間が省ける

手書きがNGというわけではありませんが、時代に合わせてデータ作成を推奨します。

データ作成時のポイント
  • 文字サイズ:10.5~11ptが読みやすい
  • フォント:明朝体など、ビジネス向けのフォントを使用
  • 誤字脱字をチェックし、略字や略語は避ける

テンプレートの選び方

※以下の説明はデータ作成を前提としています。

厚生労働省が推奨する履歴書テンプレートは、インターネットで簡単にダウンロード可能です。

また、さまざまなテンプレートが存在しますが、自分をアピールしやすい履歴書を選びましょう。

貼付け用の顔写真

履歴書には、顔写真を必ず貼付しましょう。

写真なしで提出した場合、「書類が未完成のまま提出できる人」=「詰めが甘い」とマイナスの印象がついてしまいます。

書類選考の通過率を上げるためにも、事前に写真を準備しましょう。

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【基本情報欄】個人情報の記入方法

日付

履歴書の日付は、西暦(例:2025年)でも和暦(例:令和7年)でも問題ありません。

ただし、履歴書全体で表記を統一させることが重要です。

項目によって和暦と西暦が混在しないようにしましょう。

和暦で記入する場合は、「令和」を「R」と略さず、正式に漢字で記入します。

また、履歴書右上の作成日付は、提出方法に応じて以下のように記入してください。

  • 持参する場合:面接当日の日付
  • 郵送する場合:投函日
  • メールで送る場合:送付日

氏名・ふりがな

氏名を記入する際は、姓と名の間にスペースを空けます。

また、ふりがなの記入方法は、履歴書の表記に合わせます。

  • ふりがな:ひらがなで記入
  • フリガナ:カタカナで記入

生年月日

履歴書に使用する生年月日は、「令和〇年」といった和暦・「20〇〇年」といった西暦のどちらでも記入可能です。

ただし、履歴書全体の表記を統一することが重要です。

履歴書には複数の箇所で年月を記入する場面があるため、一貫性を持たせるようにしましょう。

住所(緊急連絡先)

住所は都道府県から記入します。

ふりがなをつける場合は、番地を除く町名・マンション名などの建物名まで記入し、部屋番号には不要です。

また、緊急連絡先を記入する欄がある場合は、現在住んでいる住所以外に知らせた方が良い情報がある場合のみ記入しましょう。

特に必要がなければ「同上」と記入すれば問題ありません。

連絡先(メールアドレス、電話番号)

電話番号の記入方法は、履歴書のフォーマットに従います。

  • 2つの欄がある場合:固定電話とスマホなど携帯電話の番号を併記
  • 1つの欄のみの場合:携帯電話のみでもOK

メールアドレスは、普段から頻繁に利用しているものを記入しましょう。

採用担当者からの連絡を見落とさないようにするため、普段使用しないアドレスの記載は避けてくださいね。

【経歴欄】学歴や職歴の記入方法

履歴書の「学歴・職歴欄」は、あなたがどのような教育を受け、どのような仕事をしてきたのかを採用担当者に伝えるためのものです。

特に新卒の方は「アルバイトは職歴に含まれるのか」どうか気になるところだと思います。

この点についても、しっかり解説していきます。

学歴の正しい書き方とポイント

学歴欄の1行目には、中央に「学歴」と記入し、その次の行から実際の学歴を書き始めます。

学歴の記載方法には、以下のポイントを押さえましょう。

  • 学校名、学部、学科名は省略しない
  • 原則として高等学校(入学)から記入する
  • 入学・卒業の年は、和暦か西暦のどちらかに統一する

学歴をどこから書くかに明確な決まりはありませんが、高校入学から書くのが一般的です。

記入例

〇年△月 〇〇高等学校 入学
〇年△月 〇〇高等学校 卒業

学校名は略さずに、正式名称で記入しましょう。(〇〇高校 → 〇〇高等学校)

また、大学・短大・専門学校も正式名称で記入し、学部・学科・専攻も省略せずに記入することで、採用担当者にどのような分野を学んできたのかを正しく伝えることができます。

卒業時の表記は以下のように統一しましょう。

  • 大学・高校など:卒業
  • 大学院:修了

職歴にアルバイトは含まれるのか?

結論から述べると、基本的にアルバイト経験を職歴に書く必要はありません。

ただし、例外があります。

それは、アルバイト経験が応募先企業の業務と直接関係する場合です。

例えば、

  • 飲食業界を志望する場合に飲食店でのアルバイト経験がある
  • 販売職を志望する場合に接客業のアルバイト経験がある

など、応募先の業務に関連するスキルや実績がある場合は、職歴欄に記入することができます。

これらの条件に当てはまらない場合は、職歴欄には「なし」と記入しましょう。

【資格欄】免許や資格の記入方法

免許や資格は、「〇〇免許 取得」「〇〇検定 合格」のように記入します。

また、記載の順番は古い順でも問題ありませんが、応募先企業や志望職種に関連性の高い資格を優先して書くと、採用担当者の目に留まりやすくなります。

【志望動機欄】採用担当に刺さる内容のアドバイス

履歴書のフォーマットによっては、自己PR欄がなく志望動機欄のみの場合もあります。

その場合は、「その企業や職種を選んだ理由」を「これまでの経験やスキル」「死後緒に対する意欲」に紐づけて記入することが大切です。

自己PR欄がある場合は、部活やアルバイトなどの経験をもとに、成果や具体的なエピソードを加えて記入するとより効果的です。

また、文字数は200~250文字程度が目安です。

例文:志望動機

個人のお客さま一人ひとりのニーズに応えて最適な住まいを提案する提案営業の仕事に魅力を感じて貴社を志望します。

私は、テーマパークの案内係のアルバイトを通じて、お客さまのご要望やお困りの状況に的確にお応えすることで、お客さまが笑顔を取り戻されることにやりがいを感じていました。

貴社においても、お客さまのニーズを丁寧にヒアリングし、より良い提案ができる営業として、お客さまの笑顔を生み出す仕事をしたいと思います。

例文:自己PR

毎日の自主練習で、公式戦のレギュラーに。私の強みは粘り強く最後まで取り組むことです。

入学して初めての野球の試合は補欠からのスタートでしたが、悔しさをバネに朝300回・夜700回の素振りを毎日続けたことで打撃に自信を持つことができ、レギュラーになることができました。

また、粘り強く続けたことでチームメイトや監督からの信頼も強くなり、最後の公式戦では4番打者を任されました。

この経験を活かして貴社でも粘り強く物事に取り組み、会社に貢献します。

【本人希望欄】どこまで希望を記入すべきか

本人希望欄には、就業する上で絶対に譲れない条件(または書類選考の段階で応募先に認識してほしい条件)を記入しましょう。

ただし、書きすぎるのはNGです。

希望条件を細かく書きすぎると、企業側に「条件が厳しい」と判断され、選考で不利になる可能性もあります。

どうしても譲れない点のみ記入し、それ以外の条件は面接で伝えるのが理想的です。

特に希望がなければ、「貴社規定に従います」と記入すると良いでしょう。

テンプレートごとに異なる項目一覧について

履歴書のテンプレートによっては、記載項目に違いがあります。

特によく見かける項目を以下にまとめましたので、参考にしてください。

  • 通勤時間:自宅から応募企業までの通勤時間を記入
  • 賞罰欄:
    「賞]は全国レベル以上の大会での入賞や表彰が該当
    「罰」は懲役・禁錮・罰金などの有罪判決を受けた刑事罰が該当
    両方特になければ「なし」と記入
  • 健康状態:健康に問題がなければ、原則「良好」と記入

履歴書はあなたの第一印象!採用担当に刺さる内容で書類選考を突破しよう!

履歴書は、あなたの第一印象を決める重要な書類です。

雑に作成すると、採用担当者に悪い印象を与え、書類選考で落とされるリスクが高まります。

「志望度が高い企業なのに、履歴書のミスで面接に進めなかった」という事態を避けるためにも、余裕を持ったスケジュールで作成しましょう。

また、履歴書が完成したら、他者にチェックしてもらうことをおすすめします。

自分では気づかなかった誤字・脱字を指摘してもらえたり、第三者の視点からより良いアドバイスを得られる可能性があります。

就職エージェントや転職エージェントを活用するのも一つの手です。

エージェントでは、履歴書の作成アドバイスはもちろんのこと、面接対策なども積極的に行っているため、選考の通過率を高めることができます。

「自分ひとりで就職活動(転職活動)を進めるのが不安だ」という方は、ぜひエージェントを活用してみてくださいね。

1社ごとに、後悔のないように進めていきましょう!

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この記事を書いた人
不動産キャリア事務局スタッフ
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