こんにちは、不動産キャリア事務局です。
さて、今回は「学歴なし・経験なし・資格なしでも転職できる?」の疑問にお答えしていきたいと思います。
主に20代・30代前半の求職者の方々に当てはまる傾向があり、面談の際に下記のような質問・悩みをいただきます。
「アルバイト経験しかなくても転職できますか?」
「高校中退してるので毎回書類選考で落ちちゃうんです」
「知識も資格もないんですが、不動産業界って目指せるんですか?」
たしかに、企業によっては厳しい判断をされる例も実際にはよくあります。
だからといってはなから挑戦することを諦める必要はありません。
今回は、ポイントを押さえながら解説をしていくのでぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそも不動産業界で重視されるポイントとは?
業界によって環境や雰囲気は異なります。
大前提として「業界にマッチするかどうか」が選考ポイントとなるのでその点は理解しておいたほうが良いでしょう。
- コミュニケーション力
- 目標達成意欲
- 明るさ
- 礼儀正しさ
上記は「学歴なし・経験なし・資格なし」に関係なく、素質を持ち合わせているかどうかの基準となるので、当てはまるものがあれば不動産業界への転職を頑張ってみる価値は大いにあるでしょう。
自分のアピールポイントを見つけよう
経歴の整理
転職をする際には履歴書、職務経歴書の作成が必要になります。
「書けるほどのものがない」と作成を億劫に感じる方もいますが、自分の経歴を棚卸しする絶好の機会です。
文字に書き出すことで意外と発見できる部分もあるので、「まずは書き出してみる」ところから始めましょう。
アピールポイントの発掘
書き出すことが出来たら、下記のポイントでアピールポイントを探してみましょう。
コミュニケーション力が培われているのではないでしょうか。
お客様の要望に的確な回答をするだけでも「ヒアリング力」や「提案力」が付いてきます。
「人とお話することが好き」という志向性を持っているだけでもプラスポイントになります。
目標に向かって一生懸命取り組んできたというエピソードがあることはとてもプラスになります。
不動産業界には「ノルマ」がつきものなので、数字を追う事に抵抗があると途中で挫折してしまう事もしばしば。
上記の「頑張ったエピソード」を面接で伝えることができれば「この人なら頑張ってくれそうだ」と期待を持っていただけるでしょう。
何も考えずに流れ作業をしていたのではなく、効率や正確性を意識して進めていたのであれば、プラスポイントになります。
不動産は大きな金額を動かす仕事なので慎重に進める場面も多く発生します。
なので「仕事の進め方に正確性や工夫を意識していた」という方は適性があるかもしれません。
身だしなみや話し方も大事
視覚や聴覚で感じた雰囲気でその人の印象が8割決まると言われているほど、大事になります。
面接中はもちろん、履歴書の写真を撮影するところから下記は意識してみましょう。
- 清潔感のある服装を心がける。
- 寝癖は厳禁!過度なヘアセットやメイクも悪印象に。
- 背筋はシャキッと。目線を合わせて&口角を上げてお話をする。
- きちんとした敬語を意識する。
- 元気よく、ハキハキとした受け答えをする。
- 緊張してしまって早口にならないようにする。
- 結論から伝え、簡潔に話すことを心がける。
転職軸をしっかり考える
「なんで不動産業界にチャレンジしたいんですか?」
「どう成長していきたいと思っていますか?」
上記は面接でよく聞かれる質問です。
面接官の方は「求職者がどういう志向性か」という点も判断基準のひとつにしています。
なにも考えずに面接に挑むと大体ばれてしまいますので、しっかり事前に考えをまとめておく必要があります。
志望動機を明確にする
「知人が不動産会社で働いていて興味を持った」
「稼げると聞いたので・・・」
といった具体性のない志望動機は避けましょう。
なぜ不動産会社に転職したいのか、また不動産業界の中でもなぜその会社に興味があるのか、企業研究や業界研究を通じて、きちんと準備していた方は選考通過の可能性が高まります。
退職理由がポジティブかどうか
「なんとなく今の仕事にはやりがいを感じられない」という曖昧な理由や「今の会社は稼げる環境がない」というネガティブな理由を伝えるだけでは、なかなか選考は通りません。
「お客様と接する今の仕事は好きだが、給与アップのためにより実績を評価してくれる会社に転職したい」など、明確で前向きに退職理由を伝えられるように、整理する必要があります。
一貫性を持たせることが重要
志望動機と退職理由をそれぞれ考えてみたところで、次はそのふたつに「一貫性があるかどうか」を見てみましょう。
基本的には、退職理由を払拭するために次の転職先を探していますよね。
つまりここがイコールになっていないと「転職軸がブレている」と思われてしまいます。
- 退職理由
今の仕事は頑張っても評価がされにくく収入もあがらないので退職を決意した。 - 志望動機
頑張った分だけ収入に反映される点にやりがいを感じたので挑戦したい。
- 退職理由
残業や休日出勤が多いのでメリハリを付けた働き方をしたくて退職した。 - 志望動機
周囲と協力しながら進めるチームスタイルに魅力を感じた。
「転職をしてなにを成し遂げたいのか」を明確に伝えることで、「この人はしっかり自分の意志を持っているな」と面接官の方に感じていただけるでしょう。
未経験から不動産業界への転職成功実績
「学歴なし・経験なし・資格なし」という方であっても、前述した通りきちんと自分のポテンシャルを企業側に伝えることが出来れば、十分に転職可能です。
さて、当社ではこれまで下記のような方々の転職を成功に導いてきました。
中には「未経験だけど、将来独立を考えています!」という目標を持った方もいらっしゃいました。
夢を大きく持っている方へも我々エージェントは最大限のサポートをしたいと考えています。
ただ、いきなり非現実な転職先を探すのではなく、「まずは今の自分はなにからチャレンジが出来るだろう」から考えてみる事が将来の成功への第一歩になります。
転職を成功させるための進め方のコツ
人材紹介会社を上手く活用しよう
大手の求人サイトや募集企業のHPから直接応募をすると、学歴や経験がない方は、不採用の確率が非常に高くなります。
一方で、人材紹介会社を通じて転職活動を行うと、書類選考の通過率が高まります。
人材紹介会社は、企業に求職者の履歴書や職務経歴書をただ送るだけではなく、企業の人事さんに「書類上は懸念がある人材だが、実際は〇〇な長所を持っているのでぜひ会ってほしい」と、履歴書だけでは伝わらない求職者の良い点を推薦し、書類選考通過の「交渉」を行います。
学歴や職歴に自信がない方は、お一人での転職活動はあまりおススメしません。
幅広い視野で転職先を探してみよう
未経験や正社員経験がない求職者は、固定概念を持っている傾向が多くみられます。
「固定給30万円は必須」「中小企業はハードな働き方だから避けたい」「どうしても大手に転職したい」などなど。
その固定概念が邪魔をして、せっかくの良い企業の求人をスルーしてしまっている可能性があります。
まずは最低限叶えたい条件を1つか2つに絞り、幅広く求人に目を通してみて下さい。
そうすると「あの条件は叶わなさそうだけど、それを上回る魅力点がある!」などの発見が出来るでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「学歴なし・経験なし・資格なし」でも、転職を諦める必要はありません。
自己分析や企業分析など、事前準備をしっかり行うことで十分に転職成功に繋がります。
「頭では分かったけど、どう手を付けたらいいかわからない」という方はぜひ不動産業界専門の転職エージェントのサービスを活用してみてください。
専任のコンサルタントが親身になり求人探しから内定まで一貫して転職活動をサポートいたします。