こんにちは、不動産キャリア事務局です。
不動産営業にチャレンジしてみたいけど、果たして自分は不動産営業に向いているのか?と不安に思う人も多いと思います。
たしかに、不動産営業に向いている人・向いていない人というのは分かれます。
注意点としては、一口に不動産営業といっても大きく下記の2つに分けられます。
- 「賃貸」の不動産営業
- 「売買」の不動産営業
さらに細分化すると、
- 居住用不動産の営業
- 収益用不動産の営業
- 事業用不動産の営業
などにも分けられ、不動産営業の種類により向いている・向いていないが異なることがあります。
賃貸営業ではトップセールスだったのに、売買営業に移ったらあまり成績が伸びなかったということは珍しくありません。
今回は、不動産営業に向いている人の特徴を「居住用不動産」の賃貸・売買営業に焦点をあてて詳しく解説します。
目次
賃貸営業とは
おそらく、不動産業界未経験の方でも馴染みがあるのが、不動産の賃貸営業だと思います。
ご自身でも賃貸営業に物件探しを依頼し、部屋を借りたという経験がある方も多いのではないでしょうか。
居住用物件で行う賃貸営業のメインは、部屋を借りたいというお客様へマンションやアパートなどの物件を紹介し、成約を目指すことです。
成約することにより仲介手数料が報酬として得られます。
賃貸営業に向いている人の特徴
賃貸営業に向いている人の特徴としては、
- 顧客に寄り添いフランクに会話ができる人
- 顧客の生活を想像できる人
- スケジュール管理が得意な人
などが挙げられます。
ここではどのような人が賃貸営業に向いているかに焦点を当てて説明しますが、賃貸営業の仕事内容についてもっと知りたい人は以下も参照してみてください。
顧客に寄り添いフランクに会話ができる人
部屋を探すお客様は、学生から社会人と様々な方がいます。
特にはじめて一人暮らしをする方や学生の場合、右も左もわからない状態で来店することが多いです。
そのようなお客様は緊張していることが多いため、カチッとした接客よりもフランクに寄り添い、柔らかい雰囲気を作ることが大事です。
会話のしやすい雰囲気を作ることができれば、どのような物件を求めているのかや引っ越しへの不安を引き出すことができ、信頼を得やすくなります。
実際に転職相談を受ける中で賃貸営業で活躍している方は明るく丁寧な応対をされる方が多い印象です。
誰とでも壁を作らず、フランクに会話できる人は賃貸営業に向いていると言えるでしょう。
顧客の生活を想像できる人
物件紹介をする際、お客様に住むイメージをしてもらうことは大事です。
お客様の生活を想像できる方は、物件の提案も上手いです。
たとえば、以下のように
- 高齢の方室内の段差や収納の高さはどのくらいか
- 子育て世帯ベビーカーの出し入れのしやすさ、置き場はあるか
- 残業の多い社会人洗濯機置き場は室内にあるか(室外だと夜中の騒音が気になる)
年齢や家族構成に目配りしてアドバイスをすれば、お客様も信頼感を高めてくれるでしょう。
スケジュール管理が得意な人
賃貸営業は様々なお客様を担当することが多く、同時に複数のお客様対応が重なるということは珍しくありません。
契約日の調整や部屋の引き渡し日の調整を、他のお客様と混合してしまうとトラブルに発展してしまうこともあります。
効率良く業務が進められるように日程を調整する必要があるため、スケジュール管理が得意な人は向いていると言えます。
売買営業とは
売買物件は価格が高く、購入する方も世帯持ちや経営者、投資家などある程度お金に余裕のある方が多いです。
賃貸物件との大きな違いは、不動産の知識以外に「金融機関からのローン(融資)」や「税金」についての知識も必要です。
実力次第では大きく稼ぐこともできるため、頑張り次第では大幅な年収アップも叶います。
売買営業に向いている人の特徴
不動産の売買営業に向いている人の特徴としては、
- 聞き上手な人
- 勤勉さがある人
- 稼ぎたいという強い思いがある人
などが挙げられます。
聞き上手な人
売買において、ほとんどがお客様と数ヵ月に渡りお付き合いしていくことが多いです。
物件提案や普段の会話を通して、聞き上手な人は、お客様の本音を引き出す力があるため、お客様に適した提案をすることができます。
売買物件は高額であり、数千万円から数億円以上する物件がほとんどです。
「マイホームは一生に一度の買い物」といわれるため、物件の購入を検討するお客様はかなり慎重になります。
お客様の話に耳を傾けることができる人は、営業として活躍することができます。
勤勉さがある人
前述の通り、売買営業の場合は不動産の知識以外に、「金融機関からのローン(融資)」や「税金」についての知識も習得する必要があります。
業務に必要な税法などの知識は毎年のように法改正が行われるケースも多く、常に勉強をしていないとお客様に間違った情報を教えてしまうかもしれません。
日々勉強をしていくことで、知識をアップデートし、お客様からの信頼を得られる営業として成長していくことができます。
また、社会人・経営者・地主などのお客様も多く、雑談の中で不動産とは関係のない話になることがあります。
そのような話題になったときに「何もわかりません」となってしまうと、「この人から高額な不動産を購入しても大丈夫か?」と不信感を抱かせる可能性があります。
そのため、活躍している人は不動産関係のみならず社会情勢などの日常的な情報収集もできるような勤勉さがある人が多いです。
稼ぎたいという強い思いがある人
売買営業は売上に応じてインセンティブが得られることがほとんどです。
売買物件は1件あたりの報酬単価が大きく、多くの成約件数を達成することができれば年収1,000万円以上を目指せます。
そのためには、電話営業や未公開物件収集などの営業活動を根気強く続ける精神力が必要であり、稼ぎたいという強い思いがある人は向いているといえます。
不動産営業に向いていない人
一方、賃貸にしろ売買にしろ、不動産営業に向いてない人もいます。
- コミュニケーションが苦手な人
- ネガティブ志向な人
- 体力が乏しい人
上記に当てはまる方でも、自分に合った企業を選ぶことで活躍できる場合もあります。
自分には向いていないと諦めずに、まずは不動産キャリアの転職エージェントにご相談ください。
あなたの得意なことを一緒に考えたうえでサポートさせて頂きます!
コミュニケーションが苦手な人
不動産営業はお客様との信頼関係の構築が必要であり、そのためにはコミュニケーションが必要不可欠です。
お客様がどのような物件を求めているのかを汲み取るのはもちろん、家賃や初期費用などの兼ね合いで妥協点を探るという作業も必要です。
コミュニケーションが苦手な人にとっては上記のような交渉は難しく感じるかもしれません。
ネガティブ志向な人
会社にもよりますが、多くの不動産会社は売上目標を設定しています。
売上目標を達成できなかった場合、
- 上司や他の社員など周りの目が気になる
- 営業活動に専念できない
- 売上目標を達成できない
という負のスパイラルに入ってしまうことがあります。
例え売上目標を達成できなかったとしても、「次に取り返す!」という強い想いがあれば挽回できますが、上記のようにネガティブ志向に陥りがちな人は向いていないといえます。
体力が乏しい人
不動産営業は日々多くのお客様と接し、物件の紹介・内見・契約などを繰り返し行います。
場合によっては物件を紹介したその日のうちに内見に行き、すぐに契約手続きを行わなければならないということもあります。
その他にも、急なトラブル対応でお客様の自宅に急遽訪問することなどもあるため、体力に自信のない人は辛いと感じるかもしれません。
まとめ
不動産営業は、お客様の人生にとって大切な場面に立ち会うことができるとてもやりがいのある仕事です。
最も不動産営業に向いている人とは、お客様にとって最適な物件を提案したいという気持ちを持っている人です。
「お客様の人生にとって大切な場面に立ち会いたい」「お客様にとって最適な物件を提案したい」というお気持ちをお持ちの方は不動産営業に向いております。
そのような方は、まずは実際にどのような不動産営業求人があるのか確認してみましょう。