こんにちは、不動産キャリア事務局です。
転職や仕事において、重要である資格。
どんな資格があったら転職に有利なんだろうか。今の仕事からスキルアップするには何の資格をとればいいのか―みなさんも考えたことありますよね。
不動産業界の資格について話していきたいと思います。
今回は不動産管理にて必要な資格である『管理業務主任者』についてです。
管理業務主任者とは
管理業務主任者とは不動産管理業者が管理委託契約(管理を請け負う際の契約)に関する重要事項説明や受託した管理業務の報告を行う際に必要な国家資格です。
不動産管理に関する国家資格だと『マンション管理士』などもありますが、『マンション管理士』は管理組合や住民から相談をうけトラブルを解決するためのコンサルティングの資格であることに比べ、管理業務主任者は宅建のように業務に必要な資格で、事務所ごとに一定人数の設置が義務づけれられています。
管理業務主任者をもっていると何ができるの?
管理業務主任者の中で一番重要な業務は管理委託契約に関する重要事項説明を行うことです。
この重要事項説明は契約の際にとても重要なものであり、これに不備があるとマンション管理組合(住人)とのトラブルにつながってしまいます。契約の内容や物件や管理会社の情報をしっかりと説明することで安心できる委託関係を結ぶことができ、マンション管理組合にとっては安心した生活を、管理会社にとっては大切な収入を守ることができます。
転職に有利?
事務所ごとに一定人数いることが義務づけられている資格なので、未経験歓迎でも管理業務主任者が必須である求人もあります。持っていると優遇されることも多いので、転職に有利な資格であるといえるでしょう。
どんな人がとるべき?
社員に取得させるようにしている会社も多いので不動産管理業で働いていきたい方は取るとよいでしょう。また、不動産業界内の他の業態の企業で働いている方でも、不動産管理業に関心がある方は取得すると、業界経験と資格が転職活動において有利に働くでしょう。
また、不動産管理業務は営業職のように歩合で稼ぐタイプではなく、真面目で誠実な方などコツコツと努力して管理組合や大家さんと信頼関係を築けるタイプの人が向いています。
未経験の方でも資格があればチャレンジできることも多いです。
試験は難しい?
毎年、合格点は50点は満点のうち32~37点を推移しています。
毎年の合格率は20~22%です。
宅建の合格率が15~17%ということを考えるとあまり難しくないように聞こえますが、
宅建とはまた違う分野の出題も多いのでしっかり準備してから望みましょう。
個人差はありますが、勉強時間の目安としては3、400時間と言われています。
まとめ
『管理業務主任者』について、いかがでしたでしょうか。
安定して働きたい、不動産管理業に興味があるーそんな方はぜひチャレンジしてみてください!
不動産キャリアエージェントでは不動産業界で転職したい方をサポートします。
気になることやわからないこと、相談したいことなどありましたらお気軽にご連絡ください。