不動産業界基礎知識

不動産管理職の志望動機を書く際のポイント5選!例文やNG例なども紹介

こんにちは、不動産キャリア事務局です。

「管理職の志望動機の書き方がわからない」「内容が薄くてアピールできない」
志望動機は、いかに自分の考えをアピールできるかが重要です。

しかし、うまく書けなかったり、アピールポイントが見つからなかったりして悩んでいる方は多いかと思います。

本記事では、不動産管理職に応募する際の志望動機の書き方について解説します。

また、正しい志望動機の例やNG例、役立つ資格についてなどを詳しく解説していますので、お悩みの方はぜひ参考にご覧ください。

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不動産管理職とは

不動産業界の仕事内容には、さまざまな種類があります。
営業、事務、経理、人事などがありますが、その中の一つとして管理職があります。

管理職の仕事内容は、入居者からの集金や入居者の募集業務、建物のメンテナンスなどの管理業務をおこないます。

仕事内容をしっかりと理解し、志望動機を書く際には、「なぜ管理職を志望するのか」や「管理職が自分に合っている理由」などについて書けるようにしましょう。

不動産管理職の志望動機を書く際のポイント5選

不動産管理職の志望動機を書く際のポイントを5つ紹介します。

漠然と書くのではなく、これらのポイントを意識して書きましょう。
面接担当者へ大きくアピールできます。

なぜ不動産業界を志望しているのかを明確にする

数ある業種の中で、なぜ不動産業界で働きたいのかを明確にしましょう。

なんとなくな理由ではなく、志すきっかけとなった出来事や不動産業界に興味を持ったエピソードを具体的に書きましょう。

不動産業界の中でもなぜ管理職の仕事がしたいのかを明確にする

営業や経理などではなく、なぜ管理職で働きたいのかを明確にしましょう。

「管理職の魅力」や「自分の性格に合っている」などの理由があれば書きましょう。

また、面接時に聞かれることが多いため、スムーズに答えられるように具体的な理由を考えておきましょう。

なぜその企業を志望したのかを明確にする

不動産会社は、コンビニより多く存在しています。

そんな数多くの企業の中で、「なぜその企業を選んだのか」や「なぜその企業で働きたいのか」を明確にしましょう。

この理由も面接時に聞かれることが多いため、具体的な理由を考えておきましょう。

企業研究や業界研究していることをアピールする

企業の事を調べていなければ、当たり障りのない志望動機になりやすくアピールしづらいです。
企業理念や働き方、事業内容や独自のサービスなどを理解しておきましょう。

企業研究がしっかりと出来ていれば、根拠のある志望動機が書け、大きくアピールできます。

逆に、企業研究が不十分な志望動機は、「なぜウチじゃなければならないのか?」と思わせる文章になりやすいです。

将来のビジョンを明確に説明する

「企業に入社してなにをしたいのか」「将来どうなりたいのか」などを明確にしましょう。

将来のビジョンが決まっていないと「目標がない」「向上心がない」と捉えられてしまう場合があります。

「身につけたいスキル」や「一年後の目標」などの近い将来のことでもアピールにつながりますので必ず書きましょう。

不動産管理職の志望動機の例文

ポイントを踏まえたうえでの、経験者と未経験者の例文をそれぞれ紹介します。
ご自分の状況に合わせて参考にしていただければと思います。

未経験者の例文

“私自身、以前まで住んでいたアパートが老朽化により雨漏りした際に、管理会社の方に対応していただいた経験があります。
その際の対応が非常に丁寧で分かりやすい説明をしていただき、とても好感を持ちました。

その後、何度かお話をしていると、その方は不動産管理という仕事をしていると知り、この業界で働きたいと感じました。
以前まで接客業をしていたため、お客様とのコミュニケーションには自信があります。

不動産業界は未経験ですが、今までの経験を活かし、安心で安全なお客様が暮らしやすい環境を提供できるようになりたいです。”

業界未経験のため、今までの仕事の経験を全面にアピールするというよりも、不動産関連で経験したエピソードを入れています。

そのエピソードに、過去の接客業で培ったスキルを合わせて、管理職で働きたい理由にしています。

経験者の例文

“前職では、5年間ほど不動産管理の仕事をしておりました。
主に東京都23区を担当しており、経験やスキルを身につけることができました。

在籍時には、宅建やマンション管理士などの資格を取得し、スキルアップにも励みました。

その結果、2年目から1人で業務を安定してこなせるようになり、今後はさらに広範囲、多くの物件に携わりたいと考えるようになりました。

その中で貴社の求人を拝見し、ここで働きたいと感じ、応募いたしました。
東京都23区から全国的に仕事の幅を広げ、更なる成長を果たし、企業に貢献したいと考えています。”

経験者のため、今までの経験を全面に出してアピールしています。

特に数字を使うことで、具体的で分かりやすく相手に伝えています。
「5年間働いた」「2年目から1人で担当」など。

また、前職と今回の企業での規模の違いなどを書いて、よりやりがいのある環境で働きたいとアピールしています。

不動産管理職の志望動機を書く際のNG例

NG例を紹介します。
このように書いてしまっている方は気を付けましょう。

仕事内容ではなく、給与や残業について書いている

“私が貴社を志望した理由は、不動産を通じてさまざまなお客様に住みやすい環境を届けたいと思ったからです。

求人を拝見して、成果を出せればしっかり給与に反映されるところも魅力的でした。

一日の業務をこなせば残業も少ないということですので、仕事とプライベートでオンとオフをハッキリでき、働きやすい環境だと感じました。

社会人になれば、仕事も一生懸命頑張っていきたいと思っています。
しかし、自分の時間もしっかりと確保し、ワークライフバランスを大事にしながら働きたいとも考えています。

貴社に入社できれば私の理想の働き方が実現できると感じ、志望しました。”

この志望動機は、その企業の良さや仕事内容について書いていません。

給与や残業のことがメインのため、面接官からすれば「なぜウチで働きたいのか」が分かりません。
給与が高い企業や残業の少ない企業は、数多くあります。

良い印象を持ってもらうためには、「その企業独自のよさ」「なぜその企業で働きたいのか」を福利厚生以外でも書く必要があります。

不動産業界を選んだ理由が漠然としている

“私が不動産管理の仕事を志望する理由は、以前、一人暮らしをする際に対応していただいた不動産担当者の方の仕事ぶりに憧れたからです。

一人暮らしが初めてで、部屋探しについての知識がなく、物件の条件について悩んでいた際におすすめの物件を紹介していただきました。
その際の対応がとても丁寧で感動しました。

その経験から、「いつか自分も不動産業界で働きたい」と感じるようになりました。

貴社に入社できた際には、お客様第一を考え、満足のいくお部屋探しに貢献できればと思っています。”

この志望動機は、内容が薄い内容です。
不動産業界に興味を持ったことは非常によいことです。

しかし、その後なにか勉強したり、資格を取ったり、将来どうなりたいのかを書いたりしていないため、漠然としています。

この内容だと、他の不動産企業でも書けてしまう文章です。
内容を濃くするためには、「その企業だけの志望動機」にする必要があります。

企業理念、事業内容、独自のサービスなどを理解して志望動機に含ませましょう。

不動産管理職に役立つ資格5選

不動産業界で働くうえで役立つ資格はいくつかあります。
その中でも特に役立ち、持っているだけで信用されやすい資格を紹介します。

宅地建物取引士(宅建)

不動産業界で最もメジャーな国家資格です。

不動産の建物や土地の売買、賃貸物件のあっせんなどをおこないます。
お客様が不動産の売買契約を結ぶ際に重要事項を説明する必要がありますが、説明できるのは宅建士のみです。

そのため非常に需要が高く、宅建業者は従業員の5人中1人以上の宅建士の設置が義務付けられています。

資格取得のための勉強時間は約300時間で、合格率は約15%と難易度が高いです。

マンション管理士

マンション管理士とは、賃貸物件管理のサポートやアドバイスなどのコンサル業務ができるようになる国家資格です。

マンション運営時の問題の解決、会計管理などをおこえるようになります。
資格の合格率は約10%と非常に難易度が高いです。

しかし、今後はマンションが増加していく傾向があるため、非常に需要のある資格といえます。

不動産鑑定士

不動産鑑定士とは、「物件の価値を鑑定するプロフェッショナル」のことです。

物件の価値を知りたい人から依頼をもらい、適正な価値を鑑定する仕事です。

また、土地の使い方についてのコンサルもおこなうため、不動産全体に携われる資格です。

合格率は、短答式試験が約32%、論文式試験が約14%と難易度の高い資格です。
必要な勉強期間は1〜2年です。

賃貸経営不動産管理士

賃貸借契約後のトラブル対応や設備の管理を行います。

賃貸住宅管理に関しての知識を持っており、適切な不動産管理をおこないます。
2021年には国家資格として認められ、需要が高まっている資格です。

合格率は約30%と他の不動産専門資格と比べると難易度は高くありません。
それでも不合格の割合が高いため、しっかり勉強する必要があります。

必要な勉強時間は、約250時間です。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、税金、年金、保険などのライフプランに関するお金の専門家です。

不動産であれば、住宅ローンが当てはまります。

住宅ローンの正しい組み方や将来設計について相談者の悩みを解決します。

合格率は、3級で約70%、2級は約30%、1級は約10%です。
勉強時間は、3級で約100時間、2級は約200時間、1級は約300時間です。

まとめ

不動産管理職に応募する際の志望動機の書き方や役立つ資格について解説しました。

志望動機は短い文章の中に、いかに自分の考えを取り込めるかが重要です。

企業のことを研究し、将来設計まで考えることで、内容の濃い志望動機が書けます。
「なぜその企業で働きたいのか」を明確にして書くようにしましょう。

また、将来取得したい資格や理由なども考えておけば、より具体的な動機になるため、強くアピールできます。

本記事を参考に志望動機を書いてみましょう。

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この記事を書いた人
不動産キャリア事務局スタッフ
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