不動産業界基礎知識

稼げる?稼げない?不動産営業の平均年収

こんばんは。不動産キャリア事務局です。

転職をするならぜひ狙いたい、年収アップ。
それが1番の理由で転職される方も多いんじゃないでしょうか。
でもお金のことってなかなか聞きづらいことでもありますよね。
不動産業界って給与高いんだろうか?どんな職種が稼げるんだろうか?平均は?
本日はそんな給与に関してまとめました。

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日本の平均年収は461万円

国税庁の調査によると、令和5年の平均年収は461万円となり、前年比では0.1%減少しています。
これを男女別に見てみると

  • 男性
    平均567万円で、前年比では0.2%の減少
  • 女性
    平均280万円で、横ばい

となっています。

調査対象の平均年齢は、42.9歳(男性43.1歳、女性42.7歳)です。
42歳で年収461万円は高いと感じますか?低いと感じますか?
(引用 国税庁『民間給与実態統計』)

不動産業の平均年収

厚生労働省の「令和3年民間給与実態統計調査」によると、不動産業・物品賃貸業の平均年収は426万円です。

『稼げる』イメージが強い不動産業界ですが、意外と年収は様々な業界の中でも平均的なようです。

“稼げる”不動産の職種は?

国が公式に公開している資料として、職種別の細かい給与に関する資料は無いため、四季報や口コミサイトにて公開されている年収を調査してみました。(不動産キャリア調べ)

賃貸仲介職の平均年収

株式会社ミニミニ 420万円(カイシャの評判)
ハウスコム株式会社 383万円(カイシャの評判)
株式会社エイブル 372万円(カイシャの評判)

売買仲介営業の平均年収

住友不動産販売株式会社 528万円(openwork)
三井不動産リアルティ株式会社 516万円(openwork)
東急リバブル株式会社 507万円(カイシャの評判)

マンションデベロッパー系の平均年収

株式会社大京 615万円(カイシャの評判)
株式会社タカラレーベン 581万円(カイシャの評判)
株式会社コスモスイニシア 691万円(カイシャの評判)

土地活用系の平均年収

大東建託株式会社 670万円(openwork)
株式会社レオパレス21 523万円(openwork)
東建コーポレーション株式会社 524万円(openwork)

投資用不動産販売営業の平均年収

エスリード株式会社 682万円(カイシャの評判)
株式会社エフ・ジェー・ネクスト 439万円(openwork)

※口コミサイト等記載の平均年収のため、実際の平均年収とは異なります

上記の口コミサイト経由での平均年収コメントを見ていると、不動産業界での職種で比較した場合、
賃貸仲介<売買仲介<土地活用・マンションデベロッパー・投資用不動産販売の順番で年収が高いようです。

この差は、手数料収入の仲介業より販売の方が大きな金額が動くというところがポイントでしょうか。
加えて、例えば同じ仲介業でも「賃貸仲介」と「売買仲介」の場合では1件あたりの成約手数料が違うため、結果として収入に差が出ることが多い様子です。

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転職で年収をアップさせるにはどうすればいい?

さて、不動産業界内の職種別年収を確認したところで、実際に転職をする際年収アップを叶えるためには何が必要なのでしょうか。

1:数字や実績をしっかりとアピール

職務経歴書や面接において、相手側にわかりやすいように具体的な数値や名称で自分の実績をアピールすることが必要です。
また、記載した数値が在籍していた企業の中でどのくらいの評価として位置していたのか客観的に説明することも大切です。
「頑張りました!」ではなく、例えば「2019年度の売上実績8,000万円/仙台支社営業部20人中2位、支店も含め全営業社員(100人)の中でも2位の記録を作ることができました。」とするなどです。

2:お金の話は相手から

面接において自分からお金の話を聞くのはあまり印象が良くありません。
「なにか質問はありませんか?」と面接官から尋ねられることがありますが、そのときに「お給料は」「賞与は」「査定は」とお金の話ばかりすると面接官から「この人はうちの会社ではなくて給与にしか興味がないのだろうか」と思われてしまいます。
年収について話したいときは相手から尋ねられたときにしましょう。
また、話したいのに話題に上らなかった場合は『不躾な質問で恐縮ですが』『念のため確認したいのですが』など前置きをしてから聞くことが大事です。

3:『最低年収』と『希望年収』を考える

高ければ高いほど良い年収。
年収アップが見込める転職ですが、経験やスキル、現年収を考慮して決定されるものです。
交渉する際には希望年収を伝えると思いますが、自分の中で『下回ると転職そのものをしない』という最低年収を準備しておいたほうが良いでしょう。
予想していた最低ラインを下回っているけれど、実務の経験が身につく…もしくはその後のキャリプランが明確にある、そんな場合は転職も検討できるかもしれません。
後から「失敗した」とならないように折り合いのつけられるポイントを計算しておくことが重要です。

同業界でも仕事によってはかなり年収の異なる不動産業界での転職。
いかがでしたでしょうか。
わからないこと等ありましたらぜひお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人
不動産キャリア事務局スタッフ
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