不動産業界の仕事を知ろう

オフィス仲介営業職はきつい?どんな仕事なの?

こんにちは、不動産キャリア事務局です。

一口に不動産業界といっても職種はその分野によって様々。
当コラムでは、不動産業界でのお仕事についてご紹介します。

不動産業界のことがまだよくわからないという方は、是非チェックしてくださいね!

今回は「オフィス仲介営業職」についてのご紹介です。

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オフィス仲介職とはどんな仕事?

オフィス仲介とは、事務所の移転や新規事務所の開設などの際に事務所・テナントの仲介を担当する職種を指します。

引越しの経験がある方は、不動産会社でお部屋の紹介をされた経験があると思います。

同じように、オフィスを紹介する仕事と解釈していただければわかりやすいと思います。

一概にオフィス仲介会社といっても、

  • 特定エリアの物件の多さに強みを持っている
  • エリア情報に特化している
  • これから開設するベンチャー企業向けにノウハウを提供できる
  • 内装まで一気通貫で手掛ける事ができる

など、会社によって得意としている分野が違う場合もあります。

他には、希少性の高い居抜き物件に強い仲介会社などがあります。

近年ではコワーキングやバーチャルオフィスなど、従来のオフィスとは違う新しい形態の物件も少なくありません。

オフィス仲介の業務内容だけではなく、会社特性も知ることで事業の面白味や関心が高くなっていくので色々と事前に調べてみることをお勧めします。

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オフィス仲介営業職の仕事内容について

それでは実際にどんな業務内容なのか、全体的な流れを見ていきましょう。

ヒアリング

一般的なオフィス仲介の流れとして、まずお客様のご要望をヒアリングします。

事務所を新設したい
新たに会社を立ち上げたい
オフィスを移転したい

というご要望が大部分を占めます。

次に、

  • 移転時期
  • 利用用途
  • 利用人数
  • 業種
  • 希望エリア
  • 希望坪単価

などを詳細にヒアリングすることがとても重要となります。

例えば一口にオフィスの移転と言っても「組織が大きくなってきたため今後を見据えた場所へ移転したい」「現在の業務ではアクセスが不便である」など移転理由は様々です。

希望する条件をきちんとヒアリングすることは、お客様のニーズに合った物件情報をご提案するためにとても重要なことです。

そして、いただいた情報をもとに実際にプランニング、リストアップを行っていきます。

この際に、注意するべき点はスピード感です。

最初の提案でどれだけ希望とするオフィスを紹介できるかが、その後の契約率を左右します。

もし、希望する物件が見つからなかった場合は「エリアは外れますが、こちらの駅だと他の条件を満たす物件が複数あります」などと提案していくことも大切です。

ご案内

提案した物件のなかでお客様が気になる案件があった場合、実際にご案内します。

この時に、ただ物件を紹介するのではなくおすすめポイントを一緒に説明することも重要です。

なので、新人営業の場合はご案内の前に下見に向かい、近隣情報や通勤ルートなどを把握しておく必要があります。

物件自体は魅力的でも周辺環境が悪いため、内見後に候補から外れるケースも発生します。

情報を多く保有し、それを以てお客様へ提案をすることで、無駄な内見を防ぐこともできますし、信頼のおける営業として成長できる第一歩にも繋がるでしょう。

また、原状回復についてや管理会社の特徴を把握しておくことはもちろん、その場で生まれた質問に対してはスピーディーに解決できることも大切です。

契約

希望に沿う物件が見つかった場合、契約に進みます。

その物件を保有する管理会社やオーナーへ申込を行うのですが、状況によっては条件面の交渉が発生するので、借主と貸主の間で上手く折衷案を提示し、双方ご納得のうえで契約が締結できるように進めなければいけません。

また、事業用で物件を使用する場合は、その用途を明確にし契約書に記載する必要があります。

契約違反とならないように事前にしっかりと説明を行い、慎重に進めていくことが仲介会社としての役割になります。

契約書は後々のトラブルを防ぐためのリスクヘッジの役割もあるため、宅建の資格を持っている方は重説の際は特に意識して進めましょう。

オフィス仲介営業職の仕事のポイント

業務の流れを掴めたので、ここからはオフィス仲介営業職の各ポイントを押さえていきましょう。

意識するべきこと

大きく分けて下記の3点は特に意識をする必要があります。

  • 顧客や関連業者との信頼関係の構築
  • 物件の知識量
  • 社会人としての立ち振る舞いやマナー

まずオーナー様や取引先の担当者などから、移転予定のある企業の情報をもらえるかがポイントになります。

そのためには、信頼関係がとても重要です。

「この営業になら有益な情報を共有したい」と思っていただくためには、常日頃からの関係性の構築が必要になります。

またオフィス仲介の営業職にとって、物件の情報量はイコール営業としての信頼度にも繋がっていきます。

物件のスペックの説明ができるだけでは営業職として十分とは言えません。

お客様にとっては事業を展開する場所を選ぶための大切な物件探しですから、お客様の心情を理解したうえで物件の詳細までお伝えできることがベストです。

お客様と距離を縮めるためには営業としてのマナーはもちろん、社会人としてのマナーも重要となります。

居住用物件の仲介の場合は個人客になるのでフレンドリーさでカバーできる部分も多少発生しますが、オフィス仲介の場合、相手はビジネスマンとなるためそれ相応の立ち振る舞いが求められます。

やりがい

オフィス仲介の最大のやりがいは、お客様の事業の発展に関与できることです。

企業の新しいスタートに立ち会い、事業が発展していく様子を見守ることは大きな達成感に繋がることでしょう。

そのためにはやはりお客様から必要な情報をヒアリングし、そこから最適な情報を提案できるかがポイントになります。

なのでお客様からお悩みを引き出すための技術や、解決に向けてのアイデアが必要となります。

また提案や物件のご案内をする際に、なぜこの物件をおすすめするのかをわかりやすく伝えることも重要です。

考えることが好きな方や、アイデアで誰かの手助けをすることが好きな方にとっては、最適な仕事と言えるでしょう。

入社難易度

実際の求人では、経験者・未経験者の両方のパターンでの募集が存在します。

経験者募集

「何かしらの不動産営業の経験」という大きな枠組みで募集している企業もあれば、「仲介経験者」に限定しているケースもあります。

知識が備わっている分、採用側の企業としては期待値が大きくなるので、過去の実績などをしっかりとアピール出来れば採用への確度は高くなるでしょう。

未経験者募集

「他業界での営業経験者」を求めているケースが多いです。

不動産知識が備わっていない分、営業としての素質が求められます。

前述した通り、法人営業となるので社会人としてのマナーや言葉使いなども大きく影響してくるでしょう。

そのため入社難易度としては、営業経験があるかどうか(特に法人向けであれば尚可)によって大きく左右されてきます。

数は少なくなりますが、営業未経験の方でもチャレンジ出来る求人はあります。

その場合は、自分がどういうスキルを積んできたかをしっかり把握し、面接でアピールできるように事前準備をしっかり行ったうえで応募に挑みましょう。

オフィス仲介職を目指すうえでのメリット

実際に、オフィス仲介へ転職を成功させた求職者の転職理由としては下記が多く挙がります。

居住用賃貸仲介経験者
  • 個人向けではなく法人向けに仕事をして営業としての市場価値を高めたい
  • 仲介の経験を活かしつつ土日休みの働き方へ変えたい
他業界での法人営業経験者
  • 大きな額を扱いたいので不動産業界へ転職をしてインセンティブを狙いたい

ここで分かるオフィス仲介のメリットは3つあります。

  • 法人営業として営業の幅が広がる
  • 事業用物件を扱うので高価格帯の案件に携われる、インセンティブに期待できる
  • 基本的には土日休み

上記の特徴を知っておくだけで、オフィス仲介への関心の向き方も変わってくるのではないでしょうか。

最後に

今回はオフィス仲介営業に関して解説をしました。

いかがだったでしょうか。

仲介営業というと、居住用の物件を扱うイメージが強いかと思いますが、オフィス仲介でも不動産のキャリアはしっかりと積むことができ、やりがいやメリットも十分に感じることが出来ます。

不動産キャリアでは、オフィス仲介をはじめ様々な職種の求人にご応募いただけます。

また、転職をお考えの方に向け、無料のご面談も行っております。

もっと不動産業界の仕事について知りたい!という方は、お気軽にお問合せください。

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この記事を書いた人
不動産キャリア事務局スタッフ
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