不動産業界基礎知識

不動産女子をすすめる4つの理由~不動産業界における女性の就労・転職について~

こんばんは。不動産キャリア事務局です。

女性の社会進出が進み、昔に比べると活躍している女性の方も多くなってきたと思います。

ですが、結婚や出産、育児など、女性が働いていくには大変なことも多いですよね。

また、『不動産業界』ときくと『男性社会』のイメージある方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな、不動産業界における女性の雇用実態や女性の転職で気をつけたいことについて紹介致します。

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不動産業界は男性社会??

総務省統計局の発表(令和4年度)によると、不動産業の雇用人数は124万人、うち男性が74万人、女性が50万人であり、全体の59.7%が男性、40.3%が女性です。
不動産以外の業種を含めた非農林業の雇用人数の男女比は男性56.1%、女性43.9%ですので、他業界と比較すると不動産業界は男性が多い業界だといえるでしょう。

出典:総務省統計局(令和4年度)

大きい会社ほど女性が少ない…??

不動産業界の企業を雇用人数別で見た場合、30人以下と30人以上の規模では男女比に差があり、30人以下の企業では44.7%が女性なのに対し、30人以上の企業では32.2%と10%以上も少なくなっています。
不動産以外の業種を含めた非農林業については、30人以下の企業は46.2%、30人以上の企業では42.8%と3.4%の差ですので、企業規模での差は他業界と比べても大きいといえるでしょう。

不動産業界、非農林業界の雇用者数(出典:主な産業,従業者規模別非農林業雇用者数|総務省統計局) 不動産業界、非農林業界の雇用者数(出典:主な産業,従業者規模別非農林業雇用者数|総務省統計局)

不動産女子をすすめる4つの理由

女性が少ないと聞くと、不動産業界では女性が働き辛いのではないかと心配になりますよね。
しかし、そんなことはありません。実は、不動産業界には女性に向いている仕事もあります。

1:賃貸仲介営業は女性が多い

賃貸仲介営業職は、実は女性の営業の方も多い職種です。
多くの企業が反響営業のスタイルであり、お客様に対する接客・サービス業的な気配りやおもてなしが必要とされているので、お客様に対する気遣いなどが出来る方は重宝されるでしょう。
女性のみで構成されている営業チームや店舗を持っている企業も増えてきている印象です。
特に引っ越しの際に気になるポイントや部屋選びの条件では掃除のしやすさや水回りの使い勝手など、「そこでの暮らし」をお客様と一緒にイメージする細やかな心配りが大切です。

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大手フランチャイズの賃貸仲介職では、トップ営業マンが女性だったということもよくお聞きします。
テキパキと仕事をこなし、意志をはっきり持った方が多い印象ですが、自分のペースに合わせて仕事ができることをメリットとして感じていらっしゃる方が多いように思います。

2:不動産事務は女性の多い専門事務

不動産の売買や賃貸契約に関する書類の作成や、重要事項説明を行なう不動産事務(宅建事務)は専門的な資格やスキルが必要とされます。
そのため、一般事務と比較して給与がよく、資格を取得していれば転職なども有利です。
また、不動産の代表的な資格である宅建は一生ものですし、若いころは営業をし子供が生まれてからは今までの経験と宅建を生かして不動産事務として働く、といった女性の方も多くいらっしゃいます。
不動産業界の事務職ですと営業サポートやアシスタント業務、物件入力など幅広い業務をカバーすることになる場合もありますが、ブランクOKの企業や扶養内で働くことができる企業など、募集も様々なので求人情報を細かくチェックしてみましょう。

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3:電話営業は女性の方が警戒されにくい

投資不動産販売営業職に代表される電話営業。
営業を受ける顧客側にとっては突然の電話なので、警戒する方も多いのですが、男性よりも女性の方が警戒されにくいです。
そのため、投資不動産販売営業としてバリバリ稼いでいる女性の方もいらっしゃいます。

4:リノベーション、不動産テック…続々と新しいサービスが誕生

「不動産屋」といえば体育会系でちょっと怖そう、なんだか怪しいイメージ…そんな良いとはいえない古いイメージを打ち壊すようなサービスを展開する企業が続々と生まれています。
そのため、お客様のニーズを引き出すことやトレンドに敏感であることが必要であったり、不動産以外にもITの知識が必要とされたりと求められる人物像も変わりつつあります。
スタッフの様子をホームページでオープンにしていたり、カフェのようにくつろげる店舗づくりをしていたりと各社、様々な取り組みが見られ発展している業界です。
また、女性をターゲットにしたサービスを行なう不動産会社もあり、女性の働き手としての需要は多くあります。

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女性が転職で気をつけるべきこと

実は不動産業界って女性が働くにもいいみたい…そこで気になるのが、転職で気をつけるべきことですよね。
女性がこれから不動産業界へ転職するときに気をつけることを幾つかピックアップしてみました。

キャリアプランを明確にしておきましょう

結婚するのかしないのか、出産するのかしないのか、女性の働き方は多様化していて今後の自分について考えておくことが必要だと思います。
仕事へのやりがい、ハイキャリアを目指すなら総合職が向いていますし、ワークライフバランスを目指すなら一般職の方が向いています。
自己分析をし、キャリアプランをたて、自分に合った働き方を考えましょう。
もちろん、思いもよらない出来事でキャリアプランが変わってしまうこともあるかもしれません。
そんなときのために宅建に代表されるような資格を取得しておくこともオススメです。

選考では仕事に励みたいという意志を

社会進出が進んだとはいえ、まだ『女性は結婚・出産をしたら退職する』という見方は一定数あります。
そのため、選考では結婚や出産をしても仕事を続けたい、という意志を伝えることが必要です。
また、ブランクから復帰する場合は現在自分がどのような状態にあるのか(例えばお子さんの学校のために平日に休みが必要など)を伝え、条件や勤務時間などの擦り合せをしっかりと行いましょう。

産休・育休の取得実績、福利厚生を確認

制度があっても社内の雰囲気が取り辛かったりなど制度が利用しやすいかどうかは企業によって異なるもの。
確認しておくと安心でしょう。
面接時に人事担当に聞いても良いですが、応募を検討している段階であればエージェント経由で確認しても構いません。

不動産業界で働く女性になる!

不動産業界における女性の就労・転職について、いかがでしたでしょうか。
転職をご検討の場合、不動産業界って男性社会なのでは…そんなステレオタイプなイメージをもたずに、ぜひ不動産業界を視野にいれてみてください。

不動産業界は比較的女性が少ない業界ですが、女性を積極的に採用していきたいと考える企業も少なくありません。
また、バリバリと活躍されている女性もいますのでご自身のキャリアの方向性と併せて業種を絞り込んでも良いかもしれませんね。

不動産について、転職活動について…わからないことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人
不動産キャリア事務局スタッフ
不動産業界の就職・転職に関するお役立ち情報を不動産キャリア事務局スタッフが提供します。 不動産キャリアは、業界最大級の求人数を誇る求人サイトなので、 賃貸・売買仲介の営業だけなく企画・開発やマーケティングなど職種も豊富です。 無料サポートも充実している不動産キャリアAgentも活用することで、転職できる可能性が高まります。