こんにちは、不動産キャリア事務局です。
当コラムでは、不動産業界での基本的な知識や用語についてご紹介していきます。
「不動産業界のことがまだよくわからない」という方は、是非チェックしてくださいね！
今回は「不動産テック」についてのご紹介です。
※今すぐの転職をお考えでない方でもご登録・相談可能です。不動産テックとは？
不動産テックとは、簡単に言うと「不動産とテクノロジーの融合」です。
テクノロジーの力を用いて不動産業界に新しい仕組みをもたらしたり、テクノロジーによって営業等の従来の商慣習を変えていこうとする取り組みを指します。
不動産業界は、もともとアナログ志向の強い業界ではありましたが、近年では不動産テック協会が設立されるなど、少しずつ定着してきており、いま不動産業界の中でも注目を集めています。
そして、昨今のコロナウィルス拡大の影響も、不動産テック導入の追い風となり、これからも需要が拡大していくことでしょう。
また一口に不動産テックと言っても、物件の検索やマッチングやVR機能を利用した物件内覧やマーケティング関連のものなど、種類は用途によって様々です。
不動産テックによる業務効率化
「IT重説」
不動産業界は他業界と比べても、まだまだ残業が多い等の所謂ブラックなイメージを払拭できずにいます。
しかし、実際は年々残業時間が減少しており、近年では業務効率化がなされています。
その大きな要因が、不動産テックの影響です。
中でも、注目を集めているのが「IT重説」です。
IT重説とは、これまで賃貸借契約において宅地建物取引士が対面で行っていた借主への重要事項説明が、PC等を使って遠隔でもできるようになったこと指します。
もともとは宅地建物取引業法第35条にて対面での重要事項説明が義務化されていましたが、2017年10月よりIT重説が可能に。
不動産業者側としても、IT重説を専門とする部署を設け営業担当と分業することで、特に繁忙期での業務効率化を実現することが出来ます。
また、お客様が来店しなくても実施できるため、日程調整の幅も広がり、担当者の負担も大幅に削減することが可能です。
VRでの物件内覧
近年では、様々な分野で普及が進んでいるVR機能。
もちろん、不動産業界も例外ではありません。
中でもVRを用いることで、実際に物件へ出向くことなく内覧が可能になります。
気になる物件をVRで確認して比較も可能になるため、お客様のみならず不動産会社側の時間や負担も大幅に削減できます。
また、お客様もより納得した状態での契約になるため、内覧後の工程もよりスムーズになります。
VR内覧に関しても、導入している不動産会社の数が年々増えてきています。
その他、不動産のポータルサイト等も不動産テックに含まれてきますが、
このようなサービスが登場する前と今を比べると、入手できる不動産情報の質や量は飛躍的に上がっています。
これから、テクノロジーの進化がより不動産業界に影響していき、更なる業務効率化が望めると言えるでしょう。
これは不動産を探すお客様にとっても良い変化ではありますが、それ以上に不動産業界で働く人にとっても重要な改革です。
いま不動産業界を目指している方も、今後の不動産業界発展のカギを握る不動産テックに、注目してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
不動産テックは特に賃貸仲介の分野から急速に広がりを見せています。
日々の業務における効率化や新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、不動産業界の接客方法が多様化したことが要因として考えられますが
より効率化やお客様へスムーズな情報の提供を行えるメリットも大きいことが市場拡大に寄与していると言えるでしょう。
これから不動産業界で働く上で、様々なITツールに触れることも多くなります。
より便利に業務を行うことができる反面、これまでWEBやPCを利用した業務に慣れてこなかった方にとっては大きな変化が必要となるかもしれません。
新しいツールを受け入れる柔軟性やお客様はもちろん自分たちの業務が便利になるものへの情報感度を磨いておくことも大切なこととなるでしょう。
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