こんにちは、不動産キャリア事務局です。
設立70周年を迎えた東急不動産は、東急不動産ホールディングスの中核企業です。
都市事業、住宅事業、インフラ・インダストリー事業などを展開する総合不動産企業であり、時代の変化と共に収益源を分譲からオフィス・商業施設などの賃貸へシフトさせるなど進化を成し遂げてきました。
最近では、「Shibuya Sakura Stage」や「新宿駅西口地区開発計画」など、大規模プロジェクトも抱える東急不動産。
平均年収はいくらでしょうか?
東急不動産へ転職するコツなどもご紹介します。
目次
東急不動産の平均年収は?
2023年3月期の有価証券報告書によると、平均年収は1,030万円です。
2023年3月期 | 1,030万円 |
---|---|
2022年3月期 | 1,057万円 |
2021年3月期 | 1,071万円 |
2020年3月期 | 1,137万円 |
平均年収は減少傾向にあるものの、1,000万円以上となっており高水準な年収であることが分かります。
不動産売買マーケットの好調やコロナ収束化による国内及びインバウンド需要の回復などによって、営業収益1兆円・営業利益1,000億円の節目を超えた実績もあり、経営計画の目標達成に向けて各指標は順調に進捗していると発表もしています。
平均年収も高くなっていきそうですね。
職種別
日本最大級の口コミサイト「エンゲージ 会社の評判(旧:ライトハウス)」によると、このようなデータになっています。
営業系(営業、MR、営業企画他) | 746万円 |
---|---|
企画・事務・管理系(経営企画、広報、人事、事務他) | 797万円 |
IT系エンジニア(アプリ開発、ITコンサル他) | 1,500万円 |
運輸・物流・設備系(ドライバー、警備、清掃他) | 550万円 |
競合他社との年収比較
東急不動産 | 1,030万円 |
---|---|
野村不動産 | 1,034万円 |
住友不動産 | 713万円 |
※2023年度3月期の各有価証券報告書
競合他社と比較すると、平均年収は同じくらいか高い程度と言えるでしょう。
ディベロッパー系の競合他社となると
1,200万円〜1,300万円辺りの平均年収であることが分かります。
とは言え、業界で見ると東急不動産の平均年収は十分高い年収です。
東急不動産の企業概要
総合ディベロッパーの豊富な経験を活かして、再開発事業や複合施設の開発に注力している東急不動産。
従業員数は1,245人で、本社は東京都渋谷区道玄坂にあります。
給与面以外の待遇面ではどのような会社なのか見ていきましょう。
企業情報
- 都市事業
- 住宅事業
- ウェルネス事業
- 海外事業
を展開しており、2022年度の営業利益と収益ともに都市開発事業が大きな割合を占めています。
さらに、約1,820万人のお客様との接点を持つほど東急不動産ホールディングスは大きい会社ですね。
平均年齢 | 42.3歳 |
---|---|
平均継続年数 | 14.3年 |
本社がある渋谷ソラスタでは、自然に囲まれた開放感のある空間で仕事ができます。
グループ会社一覧
東急不動産の他に「東急不動産ホールディングス」「東急コミュニティー」「東急リバブル」「学生情報センター」の主要5社と各々の関連会社で構成されています。
グループ会社は100社以上で約3万人のグループ従業員がいます。
福利厚生
賞与 | 年4回 |
---|---|
昇給 | 年1回 |
休日 | 年間休日125日、完全週休二日制、祝日 |
休暇制度 | 出産休暇、子の看護休暇、介護休暇など |
休業制度 | 育児休業、介護休業、育児・介護短時間勤務など |
フレックス勤務制度やテレワーク勤務制度の他に、PCシャットダウン制度などもあり、主体的な働き方をサポートしてくれます。
東急不動産と東急の関係性
1953年に私鉄大手の東京急行電鉄(現 東急)から不動産部門が分離独立し設立されたのが東急不動産。
東京急行電鉄は、鉄道事業分社化後の社名を「東急株式会社」に変更しており、77年を経て幅広く知られる略称の「東急」が正式な社名になっています。
また、現在も東急は、東急不動産ホールディングスの株式15.9%を保有する大株主です。
年収の評価や口コミ
口コミサイト「openwork」に寄せられた年収に関する声をご紹介します。
良い評判
- 男性/在籍3年未満/退職済
- 女性/事務/在籍5~10年/退職済
- 男性/総合職/在籍5~10年
悪い評判
- 男性/在籍3~5年/退職済
- 男性/営業/在籍3年未満/退職済
東急不動産に向いている人
高水準な年収である東急不動産ですが、実際にどんな人が向いているのでしょうか。
安定して高収入を望む人
実力主義である東急リバブルとは違って、東急不動産では歩合で大きく稼ぐような給与制度ではありません。
しかし、年次を重ねるごとに年収は上がり、実績を積み上げることで給与も高くなります。
安定した環境で高収入を狙いたい人には向いていますが、歩合で稼ぎたい人には向いていないかもしれません。
大型プロジェクトに携わりたい人
オフィスビルや商業施設などの開発・運営だけでなく、分譲住宅・賃貸住宅の開発も行っている東急不動産。
「Shibuya Sakura Stage」や「新宿駅西口地区開発計画」をはじめ、現在9つの大型プロジェクトが進行しています。
中小企業で活躍していてもこうした大規模な案件は、大手企業でしか経験できないことが多いので、大型プロジェクトに携わりたい人におすすめです。
経歴に自信のある人
東急不動産に中途採用で入社するためには、狭き門をくぐり抜ける必要があります。
その中で採用されるためには、過去の実績をいかにアピールできるか。
これまでの実績に自信のある人はチャレンジしてみてもいいでしょう。
転職するコツ
新卒採用も中途採用も行っている東急不動産ですが、採用人数はかなり少ないです。
実績に自信のある人でも、業界を熟知した転職エージェントにも相談しておくことをおすすめします。
無料なのに幅広いサポートを行っており、自分の良さを最大限に引き出してくれるプロです。
狭き門をくぐり抜けるためには、転職エージェントの力も借りておきましょう。
転職難易度
採用人数が年間10名程度と狭き門をくぐり抜けるためには、それなりに実績がないと難しいことが分かりました。
北海道大、筑波大、東京大、東京農工大、一橋大、千葉大、横浜国立大、名古屋大、早稲田大、慶応大、青山学院大、上智大、日本大、中央大、学習院大、明治学院大、東京理科大、明治大、立教大、法政大、成蹊大、成城大、同志社大、関西学院大、立命館大、関西大、ポートランド州立大、ロンドン大 他
採用実績校も、いかに採用された人が高学歴か分かりますね。
定期的に中途採用をしているわけではないので、限られた時期に多くの優秀な人材が集まることが予想されるので、その分難易度が高くなるでしょう。
また、新卒採用は35名ほど採用人数がいるので、東急不動産は高学歴の人で新卒がメインなのかもしれないですね。
求人例
東急不動産の採用ページに公開されている求人をご紹介します。
総合職
住宅、オフィスビル、商業施設、物流、リゾート、海外など多方面な事業に携わります。
700万円~1,200万円
業務職
月次資金管理、予算策定、買収支援業務を担当します。
400万円~
転職の流れ
- 書類選考・適性検査
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
総合ディベロッパーで高収入を狙うなら東急不動産!
東急不動産の平均年収や待遇面など、いくつか解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
安定した環境で高収入を狙える東急不動産だからこそ、中途採用の難易度はやや高め。
狭き門をくぐり抜けるためには、転職エージェントも上手く活用することもおすすめです。
不動産キャリアエージェントなら、不動産業界に特化しているから、分野に精通したプロのエージェントが転職をサポートさせていただきます。
東急不動産をはじめ不動産業界への転職にある方はお気軽にお問い合わせください!